◇◆◇日々のみ言葉
2016年10月4日(火)
◎聖書箇所 【ルカの福音書2章17節~18節】
2:17 それを見たとき、羊飼いたちは、この幼子について告げられたことを知らせた。
2:18 それを聞いた人たちはみな、羊飼いの話したことに驚いた。
◎ショートメッセージ
《御使いたちが羊飼いたちから離れて天に帰ったとき、彼らは互いに話し合いました。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。」
そして、マリヤとヨセフと、飼葉おけに寝ておられるみどりごとを捜し当てたのです。
それでは、どうやって探しあてたのでしょうか。それは夜なのに真昼のように輝く光が彼らを導いたからです。
実は、この出来事に対して、当時のサンヘドリン公的記録が、何とバチカンに、羊皮紙として残されているのです。
それには、「ベツレヘムの羊飼いたちへの、議会議員ヨナタンによるインタビューとその報告」となっています。以下その文を掲載します。
[ご命令により、私ヨナタンは二人の男と会いました。彼らは言いました。
「私たちは羊飼いであり、ベツレヘム近郊で羊の群れを見守っていました。寒くて冷え冷えとした夜、私たちは羊の世話をしていました。私たちの内のある者たちは火を起こして体を暖めており、また、ある者たちは体を横にして寝ていました。
すると、私たちは見張りをしていた者たちの声で目が覚めました。彼らはこう言っていました。『これはいったいどういうことだ。見よ。何て明るいんだろう。』
私たちが体を起こすと、昼間のような明るさでした。けれども、今は昼間ではありません。突然、人間の声のようないくつもの声が響き渡りました。それらの声はこう言いました。
『栄光あれ。栄光あれ。いと高き神に栄光あれ。』
またこう言いました。
『ベツレヘムよ。あなたは幸いです。神が父祖たちへの約束を果たされたからです。あなたの内に、義をもって納める王が生まれたからです。』
それらの叫ぶ声は天にまで立ち上がり、それから甘美な調べのうちに下り、山々のふもとに広がって伝わり、そして今まで聞いたことのないような柔らかな音楽の内に消えて行きました。
それから、その光は天の高きところで発せられたように見え、それからさらに柔らかな輝きの内に下って来て丘や谷を明るく照らし、あらゆるものを太陽の光よりも明るく映し出しました。その光はまぶしいと言うより、むしろ澄み切った月の光のように澄んでいました。」
私は彼らに「どんな感じがしましたか。恐れなかったのですか。」と尋ねました。
彼らは言いました。
「初めは恐れていましたが、しばらくすると、心が静まって来て、愛と平安に満たされ、他のどんなことよりも感謝したい気持ちになりました。その光は町全体に広がっていて、死んでしまうくらいおびえている者たちもいました。」]
羊飼いたちが、生まれたばかりの主イエス様の所に来た時、彼らは自分たちが見聞きしたことを、マリヤとヨセフに話しました。そこには、他の人たちがいたことがここにしっかりと書かれています。「それを聞いた人たち」
おそらく宿の女主人であり、また宿に泊まっていた女性たちが、マリヤを心配して、生まれたばかりの主イエス様を見に来ていた可能性が考えられるのです。
それだからこそ、「それを聞いた人たちは皆、羊飼いの話したことに驚いた」のです。》