◇◆◇日々のみ言葉
2016年10月5日(水)
◎聖書箇所 【ルカの福音書2章19節】
2:19 しかしマリヤは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。
◎ショートメッセージ
《『御使いは羊飼いに言いました。
「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」
羊飼いたちは互いに話し合ったのです。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。」
そして急いで行って、マリヤとヨセフと、飼葉おけに寝ておられるみどりごとを捜し当てました。
その光景を見たとき、羊飼いたちは、この幼子について告げられたことを知らせたのです。それを聞いた人たちはみな、羊飼いの話したことに驚いたのでした。
それでは、その人たちは何に驚いたのでしょうか。
まず羊飼いたちは、自分たちが見聞きしたことを、そこに居合わせた人々に話しました。
御使いが突然に現われて、語ったこと。そして、そのみどりごについてのしるしがその通りであったこと。また天の軍勢が現われて、今まで聞いたことのない
賛美を歌って神様を誉め称えたこと、それらについて話したのです。
所で、ベツレヘムの町とは何の町でしたでしょうか。そうです。ダビデの町です。ダビデが生まれ育った町であり、またその子孫たちの「住民登録」を行なうべき本籍地なのです。その日は、宿はどこも一杯でした。マリヤとヨセフの泊まれる場所はどこにもなかったのです。
ダビデの子孫が集まっていたのです。彼らは当然に、「メシヤ預言」を知っています。
『ベツレヘム・エフラテよ。あなたはユダの氏族の中で最も小さいものだが、あなたのうちから、わたしのために、イスラエルの支配者になる者が出る。その出ることは、昔から、永遠の昔からの定めである。(ミカ書5:2)』
その時、ベツレヘムにいたダビデの子孫たちは悟ったのではないのでしょうか。今日お生まれになられたこのみどりごこそが、ダビデに約束されたメシヤであり、キリストであることを。
主の母マリヤは、これらのことをすべて心に納めたのです。これは記憶すると言うことです。また思い巡らしたのです。これは、そのことについて深く考えることです。
おそらくマリヤは、かつて受胎告知をした御使いガブリエルが羊飼いたちに現われたことを確信したに違いないと思います。
マリヤは、かなり頭の良い女性ではなかったかと思うのです。ずば抜けた記憶力を持っていたに相違ありません。もっとも神様がマリヤに与えられた能力であることは、言うまでもありません。
主イエス様が生まれた時から十字架にかかるまでの33年間、母として我が子のすべてを見て来たマリヤ。
その愛する我が子が、『主』に変わる時が訪れます。それは、イエス様が三日目によみがえられた後、母に、そして弟たち妹たちに、生きておられる姿を現わされたその時です。
聖書には、書かれていませんが、イエス様がご自分の家族をどうしてないがしろにされるようなことをするでしょうか。私は個別に、一人一人に現われたと確信しているのです。主の家族の中では、間違いなく母マリヤが最初だと思うのです。》