• 日々のみ言葉 2016年12月9日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年12月9日(金)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書5章7節】
    5:7 そこで別の舟にいた仲間の者たちに合図をして、助けに来てくれるように頼んだ。彼らがやって来て、そして魚を両方の舟いっぱいに上げたところ、二そうとも沈みそうになった。

    ◎ショートメッセージ
    《『群衆がイエスに押し迫るようにして神の言葉を聞いたとき、イエスはゲネサレ湖の岸べに立っておられたが、岸べに小舟が二そうあるのをご覧になった。漁師たちは、その舟から降りて網を洗っていた。
     イエスは、そのうちの一つの、シモンの持ち舟にのり、陸から少し漕ぎ出すように頼まれた。そしてイエスはすわって、舟から群衆を教えられた。
    話が終わると、シモンに、「深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとりなさい。」と言われた。
     するとシモンが答えて言った。「先生。私たちは、夜通し働きましたが、何一つとれませんでした。でもお言葉どおり、網をおろしてみましょう。」
     そして、そのとおりにすると、たくさんの魚がはいり、網は破れそうになった。(マルコの福音書5:1~5:6)』

     さて、引き続き5章から学んで行きましょう。
     まずガリラヤ湖とは、東西12キロ、南北20キロもあり、決して小さい湖ではなく、ユダヤ地方においては、間違いなく最大の湖でありました。その深みに漕ぎ出すとは、ガリラヤ湖の真ん中辺りまで、漕ぎ出すと言うことなのです。

     シモンとアンデレが、主イエス様の言葉に従い、網をおろすと、たくさんの魚がはいり、網は破れそうになったのです。
     そこで別の舟にいた仲間の者たちに合図をして、助けに来てくれるように頼んだのです。と言うことは、もう一そうの舟が、彼らについて来ていたことが分かります。

     誰でしょうか。そうです。ゼベタイの子ヤコブとヨハネです。イエス様は、シモンの舟に乗られ群衆に教えられました。その時に、どうやら同じく網を洗っていたヤコブとヨハネも舟を出し、シモンの舟近くにつけて、イエス様の話を聞き入っていたと思われます。彼らも、何もとれなかったのです。
     そしてシモンと弟アンデレの舟が沖に出て行くので、不思議に思いついていったと思われるのです。それゆえ、シモンのおろした網にたくさんの魚がはいり、網が破れそうになった時、ついて来ていたヤコブとヨハネに助けを求めることが出来たのです。

     この時点において、ヤコブとヨハネは網をおろしていないことが分かります。なぜなら、もし網をおろしていたとしたら、すぐにはシモンの舟には駆けつけられないことになるからです。

     シモンの「ヤコブ、ヨハネ、助けてくれ」と言う叫びを聞き、彼らは急いでやって来ました。そして魚を両方の舟いっぱいに上げたところ、二そうとも沈みそうになったのです。これは、考えられないほどの大漁を表わしています。
     主イエス様の言葉に従い、沖に舟を出したシモンと弟アンデレ、そしてついて行ったゼベタイの子ヤコブとヨハネ。この四人の弟子たちだけが体験した、大いなる奇蹟でありました。》

Comments are closed.