◇◆◇日々のみ言葉
2016年12月11日(日)
◎聖書箇所 【ルカの福音書5章10節~11節】
5:10 シモンの仲間であったゼベダイの子ヤコブやヨハネも同じであった。イエスはシモンにこう言われた。「こわがらなくてもよい。これから後、あなたは人間をとるようになるのです。」
5:11 彼らは、舟を陸に着けると、何もかも捨てて、イエスに従った。
◎ショートメッセージ
《この時、シモンの投げた網に何匹の魚がかかったのかは、ルカは書き記していません。実は同じようなことが、イエス様が復活された後、同じガリラヤ湖においてありました。そのことについては、ヨハネだけが書き記しています。
『この後、イエスはテベリヤの湖畔で、もう一度ご自分を弟子たちに現わされた。その現わされた次第はこうであった。
シモン・ペテロ、デドモと呼ばれるトマス、ガリラヤのカナのナタナエル、ゼベダイの子たち、ほかにふたりの弟子が一緒にいた。
シモン・ペテロが彼らに言った。「私は漁に行く。」彼らは言った。「私たちも一緒に行きましょう。」彼らは出かけて、小舟に乗り込んだ。しかし、その夜は何もとれなかった。
夜が明け染めたとき、イエスは岸べに立たれた。けれども弟子たちには、それがイエスであることがわからなかった。
イエスは彼らに言われた。「子どもたちよ。食べる物がありませんね。」彼らは答えた。「はい。ありません。」
イエスは彼らに言われた。「舟の右側に網をおろしなさい。そうすれば、とれます。」そこで、彼らは網をおろした。すると、おびただしい魚のために、網を引き上げることができなかった。
そこで、イエスの愛されたあの弟子がペテロに言った。「主です。」すると、シモン・ペテロは、主であると聞いて、裸だったので、上着をまとって、湖に飛び込んだ。
しかし、ほかの弟子たちは、魚の満ちたその網を引いて、小舟でやって来た。陸地から遠くなく、百メートル足らずの距離だったからである。
こうして彼らが陸地に上がったとき、そこに炭火とその上に載せた魚と、パンがあるのを見た。
イエスは彼らに言われた。「あなたがたの今とった魚を幾匹か持って来なさい。」シモン・ペテロは舟に上がって、網を陸地に引き上げた。それは百五十三匹の大きな魚でいっぱいであった。それほど多かったけれども、網は破れなかった。(ヨハネの福音書21:1~21:11)』
この時に捕れたピーターフィッシュは、何と百五十三匹だったのです。これは誰かが数えたことを教えています。
そうだとしたら前回の時も、網にかかった魚の数は、この数を下回らないと思うのです。もしかしたら同じ数であったかも知れません。神様には不可能はないからです。
イエス様は、ペテロに言われました。
「こわがらなくてもよい。これから後、あなたは人間をとるようになるのです。」
この言葉の意味は、イエス様に従って来る者には、生活のすべてをイエス様が保証すると言うことなのです。
四人の弟子たちは、『舟を陸に着けると、何もかも捨てて、イエス様に従った』とありますが、舟や、大漁の魚を捨てて来たと言うことではありません。彼らは、その魚を他の人に任せて、自分たちはイエス様の弟子として生きて行く道を選んだのです。つまり魚を捕る漁師ではなく、人の魂を救いに導く漁師、そうです。使徒となったのです。
この後 彼らが再び舟に乗って漁に出るのは、約三年後のことであり、イエス様が復活され、「ガリラヤに行くように」と、命じられた時となります。》