◇◆◇日々のみ言葉
2016年12月15日(木)
◎聖書箇所 【ルカの福音書5章15節~16節】
5:15 しかし、イエスのうわさは、ますます広まり、多くの人の群れが、話を聞きに、また、病気を直してもらいに集まって来た。
5:16 しかし、イエスご自身は、よく荒野に退いて祈っておられた。
◎ショートメッセージ
《イエス様は、一人のらい病にかかっていた男を癒やされました。そして彼に三つの命令をされたのです。
一つ目は、「誰にも言わないように」
二つ目は、「祭司に自分を見せるように」
そして三つ目は、「きよめの供え物をするように」でした。
しかし、マルコの福音書の平行記事によれば、
『さて、ひとりのらい病人が、イエスのみもとにお願いに来て、ひざまずいて言った。「お心一つで、私はきよくしていただけます。」
イエスは深くあわれみ、手を伸ばして、彼にさわって言われた。「私の心だ。きよくなれ。」
すると、すぐに、そのらい病が消えて、その人はきよくなった。そこでイエスは、彼をきびしく戒めて、すぐに彼を立ち去らせた。
そのとき彼にこう言われた。「気をつけて、だれにも何も言わないようにしなさい。ただ行って、自分を祭司に見せなさい。そして、人々へのあかしのために、モーセが命じた物をもって、あなたのきよめの供え物をしなさい。」
ところが、彼は出て行って、この出来事をふれ回り、言い広め始めた。そのためイエスは表立って町の中にはいることができず、町はずれの寂しい所におられた。しかし、人々は、あらゆる所からイエスのもとにやって来た。(マルコの福音書1:40~1:45)』
何と主イエス様のお言葉に従わず、彼は出て行って、この出来事をふれ回り、言い広めたのです。もう嬉しくて、嬉しくて早く家族のもとに帰りたい、それだけではなく、自分にこんな恵みを下さったイエス様について証したい、喜びを分かち合いたい、と言う気持ちで彼はいっぱいであったと思います。
しかし、イエス様は、はっきりと彼に命じられました。
「気をつけて、だれにも何も言わないようにしなさい。」
その一つ目の命令を、彼は守ることが出来ませんでした。そうだとしたら、どうして二つ目の命令、三つ目の命令を守ることが出来るのでしょうか。
動機は良かったのかも知れません。しかしその結果はどうなりましたか。イエス様のうわさは、ますます広まり、多くの人の群れが、話を聞きに、また、病気を直してもらいに集まって来たのです。よってイエス様ご自身は、荒野に退ぞかなければならなかったのです。
マタイは、表立って町の中にはいることができず、町はずれの寂しい所におられた、と書いています。
彼の証が、イエス様のミニストリーを妨げてしまったのです。
主に従うことが第一です。従うことこそが、恵みを受けることにつながり、主の働きを前進するものになって行くのです。
私たちには、主に従うことが求められているのです。》