• 日々のみ言葉 2016年12月18日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年12月18日(日)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書5章18節~20節】
    5:18するとそこに、男たちが、中風をわずらっている人を、床のままで運んで来た。そして、何とかして家の中に運び込み、イエスの前に置こうとしていた。
    5:19 しかし、大ぜい人がいて、どうにも病人を運び込む方法が見つからないので、屋上に上って屋根の瓦をはがし、そこから彼の寝床を、ちょうど人々の真中のイエスの前に、つり降ろした。
    5:20 彼らの信仰を見て、イエスは「友よ。あなたの罪は赦されました。」と言われた。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日に続き、同じ箇所からの学びとなります。

     マルコによりますと平行記事として、
    『数日たって、イエスがカペナウムにまた来られると、家におられることが知れ渡った。
     それで多くの人が集まったため、戸口のところまですきまもないほどになった。この人たちに、イエスはみ言葉を話しておられた。
     そのとき、ひとりの中風の人が四人の人にかつがれて、みもとに連れて来られた。群衆のためにイエスに近づくことができなかったので、その人々はイエスのおられるあたりの屋根をはがし、穴をあけて、中風の人を寝かせたままその床をつり降ろした。
    イエスは彼らの信仰を見て、中風の人に、「子よ。あなたの罪は赦されました。」と言われた。(マルコの福音書2:1~2:5)』と、書かれています。

     イエス様と弟子たちは、またカペナウムに戻って来ました。そしてガリラヤ宣教の基地であったシモンと弟アンデレの家に入られたのです。

     数日が過ぎ、イエス様がシモンの家におられることが知れ渡ってしまいました。おそらく、にわかにシモンの家が活気づいた為、近所の人々にそのことが分り、あっと言う間に、「イエス様が戻って来られた」と、広まってしまったようです。
     それで多くの人々が集まったため、戸口の所まで隙間もないほどに、びっしりとなりました。この人たちに、イエス様はみ言葉を話しておられたようです。

     するとそのとき、ひとりの中風の人が四人の人にかつがれて、シモンの家の入り口に連れて来られたのです。もっともこの場面は、イエス様や弟子たちには見えていないことは明白です。なぜなら多くの群衆のために、家の中に入ることが出来なかったのですから。

     ルカは、男たちの人数を書き記していませんが、マルコははっきりと四人と書き記しています。担架のようなもので運んで来たのでしょうか。四角を持つには、やはり四人が一番安定しており、人を運ぶことが容易かったと思われます。

     彼らは何とかして家の中に入る方法を模索するのですが、ついに見つけられず、何と屋根に上り、屋根の瓦をはがして穴を開けて、そこからイエス様の所に、中風の人を吊り降ろしたのです。ということは、長いひもが四本あったことを意味しています。

     この時、家の中にいた人々は、一体何が起こったのか驚いたと思います。そればかりではありません。イエス様も弟子たちも、家の中にいた人々全員が、ほこりまみれになったのです。家中、罵声が飛び交ったに違いありません。特に、家の主人であったシモン・ペテロとその弟アンデレは、本当に激怒したはずです。

     しかし、ほこりまみれになったイエス様は、怒るようなことをせずこう言われたのです。「友よ。あなたの罪は赦されました。」》

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