• 日々のみ言葉 2017年8月11日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年8月11日(金)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書11章16節】
    11:16 また、イエスをためそうとして、彼に天からのしるしを求める者もいた。

    ◎ショートメッセージ
    《イエス様は悪霊、それもおしの悪霊を追い出しておられました。その悪霊が出て行くと、今までおしであった人がものを言い始めたので、群衆は驚いたのです。
     この群衆とは、一体誰でしょうか。ユダヤ人であることは間違いありません。しかし、これらの人々は、実は二つのタイプに分けられるのです。すなわち、本当にイエス様の教えを求め、集まって来た者たちと、ユダヤ最高議会から遣わされたパリサイ人や律法学者たちです。彼らは、イエス様を陥れようとやって来ているのです。
    『彼らのうちには、「悪霊どものかしらベルゼブルによって、悪霊どもを追い出しているのだ。」と言う者もいた。』とは、まさしく彼らのことです。

     そして、パリサイ人や律法学者たちの中には、イエス様を試そうとして、天からのしるしを求める者もいたと言う訳なのです。

     これは預言者エリヤのことを言っています。
     第二列王記によりますと、

    『アハズヤは彼らに尋ねた。「あなたがたに会いに上って来て、そんなことをあなたがたに告げた者は、どんな様子をしていたか。」
     彼らが、「毛衣を着て、腰に皮帯を締めた人でした。」と答えると、アハズヤは、「それはティシュベ人エリヤだ。」と言った。
     そこで、アハズヤは五十人隊の長を、その部下五十人とともにエリヤのところに遣わした。彼がエリヤのところに上って行くと、そのとき、エリヤは山の頂にすわっていた。彼はエリヤに、「神の人よ。王のお告げです。降りて来てください。」と言った。
     エリヤはその五十人隊の長に答えて言った。「もし、私が神の人であるなら、天から火が下って来て、あなたと、あなたの部下五十人を焼き尽くすだろう。」すると、天から火が下って来て、彼と、その部下五十人を焼き尽くした。『(第二列王記1:7~1:10)』
    と書かれています。

     この後、イスラエルの王アハズヤは、再度五十人隊の長とその部下五十人をエリヤのところに遣わしますが、彼らも焼き尽くされてしまいます。

     パリサイ人や律法学者たちは、イエス様に「おまえが神から遣わされたのなら、ユダヤにいるローマ兵を一人残らず焼き尽くして見ろ。」と言うわけです。

     いかにその時のユダヤ人たちが、政治的メシヤを求めていたのかが分かります。しかしこれは、彼らに限ったのではないのです。十二使徒たちも同じだったのです。

    ルカによりますと、
    『さて、天に上げられる日が近づいて来たころ、イエスは、エルサレムに行こうとして御顔をまっすぐ向けられ、ご自分の前に使いを出された。彼らは行って、サマリヤ人の町にはいり、イエスのために準備した。
     しかし、イエスは御顔をエルサレムに向けて進んでおられたので、サマリヤ人はイエスを受け入れなかった。
     弟子のヤコブとヨハネが、これを見て言った。「主よ。私たちが天から火を呼び下して、彼らを焼き滅ぼしましょうか。」しかし、イエスは振り向いて、彼らを戒められた。(ルカの福音書9:51~9:55)』と書かれてある通りです。

     イエス様は、政治的メシヤではなく、霊的メシヤとして来られたのです。》

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