• 日々のみ言葉 2017年8月10日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年8月10日(木)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書11章15節】
    11:15しかし、彼らのうちには、「悪霊どものかしらベルゼブルによって、悪霊どもを追い出しているのだ。」と言う者もいた。

    ◎ショートメッセージ
    《主イエス様は悪霊、それもおしの悪霊を追い出しておられました。公生涯の終わりが迫っていた時点においても、様々な病のいやしと、悪霊追い出しのミニストリーは続けておられたようです。
     もちろんイエス様に権威を与えられた十二使徒たち、そして七十人の弟子たちも、同じくミニストリーをしていたことは間違いないことです。

     さて「おしの霊」が出て行くと、おしがものを言い始めたので、群衆は驚きました。

    「おしの霊」に憑かれた人が、いつ取り憑かれたのかは分りません。母の胎内にいる時から、すでに「おしの霊」に取り憑かれれていたのでしょうか。

     ただ、本人はもちろんのこと、またそこに居合わせていた群衆も、その人が、耳は聞こえず、また話すことの出来ないことを知っていたのです。

     その「おしの人」がものを言い始めたとは、まさしくそこに居合わせた人々は、自分の目で奇蹟を見たのであり、その「おしの人」の話す声を、自分の耳でじかに聞いたことになります。

     しかし「彼ら」とは、多くのユダヤ人がそこに居合わせましたが、実はそこにはパリサイ人や律法学者たちも紛れ込んでいたのです。彼らは、イエス様の御業を見る為にやって来たのではありません。また神様を求めて、そしてイエス様の教えを乞う為にやって来たのではありません。
     彼らは、ユダヤ最高議会から偵察の為に遣わされた者たちなのです。

     イエス様を捕らえる口実を探すために、また証拠を掴むために、イエス様の後をついて回っていると言う訳です。

     その彼らが言った言葉が、
    「悪霊どものかしらベルゼブルによって、悪霊どもを追い出しているのだ。」
     と言うことなのです。

     これは、最大限の冒涜です。
    「ベルゼベル」とは、「ハエの神」と言う意味です。第二列王記に出て来ます。
     全地全能なる神様の御力によって、聖霊様によってイエス様は、悪霊を追い出しているのですが、それを「悪霊によって」と言うことは、まさに許されない罪に匹敵します。

     使徒ペテロは、イタリヤ隊の百人隊長コルネリオにこう言いました。
    『神はイエス・キリストによって、平和を宣べ伝え、イスラエルの子孫にみ言葉をお送りになりました。このイエス・キリストはすべての人の主です。あなたがたは、ヨハネが宣べ伝えたバプテスマの後、ガリラヤから始まって、ユダヤ全土に起こった事がらを、よくご存じです。それは、ナザレのイエスのことです。神はこの方に聖霊と力を注がれました。このイエスは、神がともにおられたので、巡り歩いて良いわざをなし、また悪魔に制せられているすべての者をいやされました。(使徒の働き10:36~10:38)』

     紀元70年、エルサレム陥落の時に、生き残っていた祭司や、パリサイ人や律法学者たちは、ローマ皇帝ティトスによって滅ぼされることになります。裁きは必ずやって来るのです。
     しかしイエス様は、その前に、彼らに最後の機会とも言うべき、ご自身を信じるようにと、彼らに悔い改めるよう教えられるのです。
     そのことについて、引き続き学んで行きたいと思います。》

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