◇◆◇日々のみ言葉
2017年8月9日(水)
◎聖書箇所 【ルカの福音書11章14節】
11:14イエスは悪霊、それもおしの悪霊を追い出しておられた。悪霊が出て行くと、おしがものを言い始めたので、群衆は驚いた。
◎ショートメッセージ
《主イエス様は、弟子たちに「祈り」について教えられ、そして求める者には、天のお父様が求める者には「聖霊」を下さることを教えられました。
「あなたがたの中で、子どもが魚を下さいと言うときに、魚の代わりに蛇を与えるような父親が、いったいいるでしょうか。卵を下さいと言うのに、誰が、さそりを与えるでしょう。してみると、あなたがたも、悪い者ではあっても、自分の子どもには良い物を与えることを知っているのです。とすれば、なおのこと、天の父が、求める人たちに、どうして聖霊を下さらないことがありましょう。」
ここで、大切な真理があるのです。それは「聖霊」は「霊」でも、また「力」ではありません。このお方は、神様であられます。ヤーヴェなるお方の第三位格であられ、人格をお持ちの神様なのです。天のお父様と御子イエス様と同じであられ創造主なるお方です。よって本来は、「聖霊様」もしくは「聖霊なるお方」と訳すべきであり、「聖霊」では、「悪霊」の正反対に位置する「霊」と誤解が生じる危険性があるのです。
悪霊や、御使いすなわち天使たちは、非創造物なのです。しかし聖霊様は、神様なのです。
ルカは、またがらりと場面を変えていますが、イエス様が「どうして聖霊を下さらないことがありましょう。」と言われたお言葉の後に、悪霊追い出しの話を書き記しているのは、やはり意味があると思うのです。今日から、イエス様のミニストリー「悪霊追い出し」について考えて行くことにしましょう。
「おし」あるいは「聾唖」の霊との対決が描かれていますが、すべての「聾唖」に悪霊が関与しているわけではありません。生まれつきの場合や、事故によって耳が聞こえなくなってしまった場合もあるはずです。そのような場合には、イエス様はその人に触れられ、癒やされておられます。
しかしその人が耳が聞こえず話すことの出来ない原因の一つに「おし」の悪霊による
場合があったのです。いや、おそらく今でもあると思います。それに対しては、その悪霊を追い出さない限り、その人はいやされることはありません。
『イエス様は悪霊、それもおしの悪霊を追い出しておられた。』とルカは書き記していますが、これは当時、「おしの悪霊」に憑かれた人々が多く存在していたことを表わしています。そしてその悪霊が出て行くと、おしがものを言い始めたので、群衆は驚いたと言うのです。
と言うことは、その人が耳が聞こえず話せないことを、群衆は知っていたと言うことになります。
悪霊は実存します。今現在でも。私たちの周りに起きている凶悪な出来事の大半は、悪霊が関与していると言っても、決して言い過ぎではありません。》