• 日々のみ言葉 2017年8月8日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年8月8日(火)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書11章11節~13節】
    11:11「あなたがたの中で、子どもが魚を下さいと言うときに、魚の代わりに蛇を与えるような父親が、いったいいるでしょうか。
    11:12 卵を下さいと言うのに、誰が、さそりを与えるでしょう。」
    11:13してみると、あなたがたも、悪い者ではあっても、自分の子どもには良い物を与えることを知っているのです。とすれば、なおのこと、天の父が、求める人たちに、どうして聖霊を下さらないことがありましょう。」

    ◎ショートメッセージ
    《マタイの福音書の「山上の垂訓」における、イエス様の同じ教えを見てみることにしましょう。

    『7:9 あなたがたも、自分の子がパンを下さいと言うときに、誰が石を与えるでしょう。
    7:10 また、子が魚を下さいと言うのに、誰が蛇を与えるでしょう。
    7:11してみると、あなたがたは、悪い者ではあっても、自分の子どもには良い物を与えることを知っているのです。とすれば、なおのこと、天におられるあなたがたの父が、どうして、求める者たちに良いものを下さらないことがありましょう。」(マタイの福音書7:9~7:11)』

     ルカの福音書とマタイの福音書に掲載された同一記事における、イエス様の話された言葉を比較してみますと、決定的な違いがあることが分かります。

     それはどこかと言いますと、ルカの11:13節の「良いもの」→「聖霊」と、マタイの7:11節の「良いもの」→「良いもの」となっていることです。

     三つの共観福音書は、マルコ、マタイ、ルカの順に書かれたであろう、とすることが聖書学者の一致する所であります。
     マタイは「良いもの」を「良いもの」と続けて書き記していますが、ルカは「良いもの」を、「聖霊」に置き換えて書き記しています。

     神様は、私たちのことをすべてご存知でおられます。よって私たちが祈り求めたものであっても、それを私たちに与えたのなら、良いものではなく悪いものとなってしまう場合には、祈り求めたものではなく、別の良いものをお与えになられるのです。

     しかしルカは、イエス様が「良いもの」から、「聖霊」に置き換えて言われたことを後世に残しました。
     と言うことは、私たちクリスチャンにとって、最も良いものとは、「聖霊」なる神様であることが分かるのです。

     聖霊様こそ、私たちがまず第一に求めるものです。聖霊様によるバプテスマこそ、祈り求めるものなのです。もし、あなたのいる場所に聖霊様が来られたとしたら、そこには溢れんばかりの神様のご臨在と、大いなる慰めと喜びが訪れるからです。

     このお方なくしては、私たちは、この世において、何もすることも出来ず、また光輝くことは出来ないからです。》

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