◇◆◇日々のみ言葉
2017年11月1日(水)
◎聖書箇所 【ルカの福音書13章34節~35節】
13:34「ああ、エルサレム、エルサレム。預言者たちを殺し、自分に遣わされた人たちを石で打つ者、私は、めんどりがひなを翼の下にかばうように、あなたの子らを幾たび集めようとしたことか。それなのに、あなたがたはそれを好まなかった。
13:35 見なさい。あなたがたの家は荒れ果てたままに残される。私はあなたがたに言います。『祝福あれ。主の御名によって来られる方に。』とあなたがたの言うときが来るまでは、あなたがたは決して私を見ることができません。」
◎ショートメッセージ
《そのとき、何人かのパリサイ人が近寄って来て、イエスにこう言いました。
「ここから出てほかの所へ行きなさい。ヘロデがあなたを殺そうと思っています。」
するとイエス様は言われたのです。
「行って、あの狐にこう言いなさい。
『よく見なさい。私は、きょうと、あすとは、悪霊どもを追い出し、病人を直し、三日目に全うされます。だが、私は、きょうもあすも次の日も進んで行かなければなりません。なぜなら、預言者がエルサレム以外の所で死ぬことはありえないからです。』」
そしてエルサレムのある方角をご覧になって、このように言われたのです。
「ああ、エルサレム、エルサレム。」
これはまさに聖都エルサレムへの哀歌を表わしています。その町に住んでいる多くのユダヤ人。ダビデによって建造された聖都。ご自分の町に対して。
イエス様が、雌ロバの子の子ロバに乗って、エルサレムに入場された時、ルカだけが、イエス様が涙を流されたことを書き記しています。
『エルサレムに近くなったころ、都を見られたイエスは、その都のために泣いて、言われた。
「おまえも、もし、この日のうちに、平和のことを知っていたのなら。しかし今は、そのことがおまえの目から隠されている。やがておまえの敵が、おまえに対して塁を築き、回りを取り巻き、四方から攻め寄せ、そしておまえとその中の子どもたちを地にたたきつけ、おまえの中で、一つの石もほかの石の上に積まれたままでは残されない日が、やって来る。それはおまえが、神の訪れの時を知らなかったからだ。」(ルカの福音書19:41~19:44)』と。
イエス様は、紀元70年に起こるエルサレム崩壊を、その目でご覧になっておられたのです。イエス様は、公生涯において、祭りの時に何度もエルサレムに来て教えられました。
「過越の祭」には四回、そして仮庵の祭りに一回、最低でも五回以上、エルサレムにおいて多くの奇蹟をなし、多くの教えをされたことは、聖書から明白です。
聖書には書かれてはいませんが、もしかしたらそれ以上に、祭りの時にエルサレムに来られたのかも知れないのです。
聖都エルサレムでは、年三回、大きな祭りが催されたからであり、裕福なユダヤ人たちは、そのすべての祭りに、エルサレムで巡礼したからです。
よって、多くのユダヤ人たちが世界中から集まって来て、まさしく宣教の舞台に、相応しいものであったのです。明日も同じ箇所から考えて見たいと思います。》