◇◆◇日々のみ言葉
2017年11月25日(土)
◎聖書箇所 【ルカの福音書15章8節~10節】
15:8「また、女の人が銀貨を十枚持っていて、もしその一枚をなくしたら、あかりをつけ、家を掃いて、見つけるまで念入りに捜さないでしょうか。
15:9 見つけたら、友だちや近所の女たちを呼び集めて、『なくした銀貨を見つけましたから、一緒に喜んでください。』と言うでしょう。
15:10 あなたがたに言いますが、それと同じように、ひとりの罪人が悔い改めるなら、神の御使いたちに喜びがわき起こるのです。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じく、主イエス様が語られた「無くした一枚の銀貨」について学びます。
昨日学びましたように、この銀貨は一デナリでした。これは当時のユダヤにおいて。労働者が一日働いて稼ぐ賃金に相当します。今で言えば一万円でしょうか。
しかし主イエス様が言われたことは、単なる一万円が無くなったと言うことではないのです。特別な一万円です。強いて言うならば、特別記念一万円硬貨と言った具合です。
滅多にありません。手に入りません。それほど貴重な銀貨であると言うことが、このたとえの中心なのです。
この女の人は、友だちや近所の人に一緒に捜して欲しいとは言ってはいないのです。捜すのは、あくまでその女の人ひとりです。
これはイエス様が、失われて行く魂を必死になって捜されていることが分かります。主イエス様に取って、人はどんな人であっても、かけがえのない貴重な存在であり魂であり、無くした一枚の銀貨なのです。
もう一つ大切なことがあります。
それは、無くした銀貨は、最初から神様のものであったと言うことです。これは宝捜しではありません。有るか無いかの宝ではなく、最初から大切に持っていた物を無くしたのです。ご自分の物であった物を捜しているのです。
そしてついに見つけ出します。
すると女の人は、友だちや近所の女たちを呼び集めて、『なくした銀貨を見つけましたから、一緒に喜んでください。』と言うのです。
捜していたのは、女の人ひとりなのですが、見つけ出した喜びを、多くの人々と一緒に分かち合い、喜びたいと言うことなのです。
そしてイエス様は、
「あなたがたに言いますが、それと同じように、ひとりの罪人が悔い改めるなら、神の御使いたちに喜びがわき起こるのです。」と言われるのです。
人ひとりが救われると、それほどまでに天においては、喜びの歓声が上がるのです。御使いたちは、主イエス様の十字架の贖いの御わざを褒め讃えるのです。
このように、私やあなたが救われた時に、天においては、大変な騒ぎが起こっているのです。その反対に地獄では、悪魔や悪霊どもが歯ぎしりしています。
もっと、もっと一人でも多くの日本人が救われ、天の御国において大歓声が上がる共に、地獄にいる悪魔や悪霊どもには、歯ぎしりさせようではありませんか。
私たちが先に救われたのは、救いに導く為なのです。私たちは道標です。まことの救い主、イエス様をいつも指し示す存在なのです。》