• 日々のみ言葉 2018年1月27日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年1月27日(土)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書18章10節】
    18:10「ふたりの人が、祈るために宮に上った。ひとりはパリサイ人で、もうひとりは取税人であった。」

    ◎ショートメッセージ
    《主イエス様は、自分を義人だと自任し、他の人々を見下している者たちに対しては、「パリサイ人と取税人」のたとえを話されました。

     と言うことは、主イエス様の周りには、弟子たちと、そしてその側には、パリサイ人たちが同席していたことは間違いのないことです。

     十二使徒の中には、少なくとも二人の取税人がいました。一人はアルパヨの子レビで、彼はカペナウムの取税人の頭であったとも言われています。後に彼はマタイと名前を変え、ユダヤ人の為に、素晴らしい福音書を書くことは、誰もが知っています。
     そしてもう一人は、彼の弟で、アルパヨの子ヤコブです。別の箇所では小ヤコブとも呼ばれています。

     イエス様がこのたとえを話された時に、最も心を打たれたのは、十二使徒の中のこの二人ではなかったではないでしょうか。
     これは、私個人の推測にしか過ぎませんが、このたとえを聞いた、かつての二人の取税人は、その心の傷を癒やされたと思うのです。
     もしそうであるとしたら、本当にイエス様は、愛のお方の何者でもないことでしょう。そこまでご自分の弟子たちに対して、配慮なされるのですから。

    「ふたりの人が、祈るために宮に上った。ひとりはパリサイ人で、もうひとりは取税人であった。」

     この二人は、顔見知りであったかも知れませんし、そうでないかも知れません。しかし当時のユダヤ社会においては、身なりや着物によって、その人の職業を表わしていたとも言われています。
     それゆえ、一見してラビ(パリサイ人)はすぐ分かりますし、また取税人も、それなりのユニフォームがあったのかも知れません。

     この二人が、ほぼ同じ時刻に、エルサレムにある神殿の祈りの間に、登って来たと言うのです。イエス様は、そのような設定で、このたとえを話し始められます。》

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