• 日々のみ言葉 2018年1月26日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年1月26日(金)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書18章9節】
    18:9 自分を義人だと自任し、他の人々を見下している者たちに対しては、イエスはこのようなたとえを話された。

    ◎ショートメッセージ
    《主イエス様は、弟子たちに、いつでも祈るべきであり、失望してはならないことを教える為に「ひとりのやもめと裁判官」のたとえを話され、そして解き明かしをされたのです。
     これは、十二使徒たちに、またこの後、主イエス様を信じる者たちに、もっとはっきり言うならば、初代教会の信者たちに、失望もしくは絶望する時が必ず訪れることを預言されているのです。

     そしてルカは、その後に、
    『自分を義人だと自任し、他の人々を見下している者たちに対しては、イエスはこのようなたとえを話された。』と続けています。

     この頃のイエス様は、公生涯も最後の方を迎えておられ、十字架に掛かる為に、聖都エルサレムに向かわれている巡礼の旅の最中であったのです。

     よって、ユダヤ最高議会のサンヘドリンは、多くの議員たちやパリサイ人や律法学者たちをイエス様の元に遣わしていたのです。彼らは神様の道を純粋に求める者ではなく、主イエス様に敵対し、何とかイエス様を陥れ、殺そうとしていたのです。

     ルカがここで「自分を義人だと自任し、他の人々を見下している者たち」と書き記しているのは、まさしくパリサイ人や律法学者たちでした。

     彼らは、確かに一般のユダヤ人から多大な尊敬を受けていました。律法学者には様々な宗派があって、その宗派の中でも、最も厳格に「口伝律法」あるいは、「昔の人の言い伝え」を守っていたのが、パリサイ派の人たちであったのです。
     その最高位は、当時のすべての律法学者の中でも尊敬され、一目置かれていた、議会議員ガマリエルだったのです。
     その教師(ラビ)の最高の弟子がサウロでした。後の使徒パウロです。彼はユダヤ人でありながら、生まれたつきローマ市民と言う、家系も血筋も飛び抜けて優秀な者だったのです。

     彼らは、自分たちが一番正しいと思っていましたし、また最も清められている者(義人)であることを疑っていませんでした。それゆえ異邦人は論外であり、他のユダヤ人も見下していたのです。

     私たちクリスチャンも気をつけなければならないのです。パリサイ人や律法学者たちのように、まだ救われていない人々を見下したりしてはいないでしょうか。

     また、とあるプロテスタントの教団のように、自分たちの教理が一番正しく、正統であり、その他の教団・教派は正しくないと思ったり、言ったりしてはいないでしょうか。
     カトリック教会の信者の方々も、紛れもなく、主にあって同じ兄弟・姉妹であり、共に御国を受け継ぐ方々なのです。
     そしてプロテスタント教会の中においても、福音派の人々、そしてペンテコステ派の人々も、紛れもなく主にあって同じ兄弟・姉妹なのです。
     天国には、教団・教派別の名札は存在しないのです。》

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