◇◆◇日々のみ言葉
2018年2月2日(金)
◎聖書箇所 【ルカの福音書18章18節】
18:18 またある役人が、イエスに質問して言った。「尊い先生。私は何をしたら、永遠のいのちを自分のものとして受けることができるでしょうか。」
◎ショートメッセージ
《イエス様にさわっていただこうとして、人々がその幼子たちを、みもとに連れて来まいした。ところが、弟子たちがそれを見て叱ったのです。
この時の状況は、イエス様と十二使徒の集団において、かなり緊迫したものだったようです。
なぜなら、パリサイ人や律法学者たちは、何とかしてイエス様を陥れようと躍起になっていたからです。
その極度の緊張状態において、十二使徒たちは、日頃の冷静さを保つことが出来なかったのでした。
それゆえ、大勢の母親が一才に満たない自分の幼子を、主イエス様の御もとに連れて来た時に、彼らを叱りつけたと言うわけです。
しかしイエス様は、幼子たちを呼び寄せて、こう言われました。
「子どもたちを私のところに来させなさい。止めてはいけません。神の国は、このような者たちのものです。まことに、あなたがたに告げます。子どものように神の国を受け入れる者でなければ、決してそこに、はいることはできません。」と。
神の国とは、永遠のいのちのことです。イエス様のこの言葉を、すぐそばで聞いていた一人の役人が、イエス様に質問して来たのです。
役人とは、ユダヤの会堂管理人もしくは、サンヘドリン議会議員のことです。
「尊い先生。私は何をしたら、永遠のいのちを自分のものとして受けることができるでしょうか。」
マタイの福音書には、
『すると、ひとりの人がイエスのもとに来て言った。
「先生。永遠のいのちを得るためには、どんな良いことをしたらよいのでしょうか。」
イエスは彼に言われた。
「なぜ、良いことについて、わたしに尋ねるのですか。良い方は、ひとりだけです。もし、いのちにはいりたいと思うなら、戒めを守りなさい。」
彼は「どの戒めですか。」と言った。
そこで、イエスは言われた。
「殺してはならない。姦淫してはならない。盗んではならない。偽証をしてはならない。父と母を敬え。あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」
この青年はイエスに言った。
「そのようなことはみな、守っております。何がまだ欠けているのでしょうか。」(マタイの福音書19:16~19:20)』と、書かれています。
何と、このユダヤの役人は、青年なのです。青年でありながら、会堂管理人あるいは議会議員なのです。どれほどの地位と名声を持っていることでしょうか。
幼子たちは、まだ純真です。そして母親に絶対的な信頼を寄せています。
「子どものように神の国を受け入れる者でなければ、決してそこに、はいることはできない。」とイエス様が言われたように、イエス様の言葉を素直に受け入れる者こそが、御国に、神の国に相応しい者なのです。》