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日々のみ言葉 2018年2月4日(日)
◇◆◇日々のみ言葉
2018年2月4日(日)
◎聖書箇所 【ルカの福音書18章22節～23節】
18:22 イエスはこれを聞いて、その人に言われた。「あなたには、まだ一つだけ欠けたものがあります。あなたの持ち物を全部売り払い、貧しい人々に分けてやりなさい。そうすれば、あなたは天に宝を積むことになります。そのうえで、私について来なさい。」
18:23 すると彼は、これを聞いて、非常に悲しんだ。たいへんな金持ちだったからである。◎ショートメッセージ
《ある役人の青年が、主イエス様に質問して来ました。
「尊い先生。私は何をしたら、永遠のいのちを自分のものとして受けることができるでしょうか。」
ここで、その青年が使った「尊い」と言う言葉のヘブル語原語は、本来神様にだけ向けて使われる言葉だったのです。
イエス様は彼に言われた。
「なぜ、私を『尊い』と言うのですか。尊い方は、神おひとりのほかにはだれもありません。戒めはあなたもよく知っているはずです。『姦淫してはならない。殺してはならない。盗んではならない。偽証を立ててはならない。父と母を敬え。』」イエス様の答えを聞いて、するとその役人の青年は言いました。
「そのようなことはみな、小さい時から守っております。」これは、彼がまだ未熟な若者だからこそ、このような傲慢な答えが出たわけではありません。実はパリサイ人や律法学者たちは、皆そのように思っていますし、自分をそのように見ているのです。
すなわち、自分たちだけが、神様の御前において、もっとも正しい存在であると言うことを、本当に思っているからです。イエス様は、「永遠のいのち」を求めて来た彼に、選択の余地を残された答えをなさいます。またこの答えは、イエス様が、決してこの青年を懲らしめたり、あるいは裁いたりするのではなく、本当に救われる道を示しておられるのです。
「あなたには、まだ一つだけ欠けたものがあります。あなたの持ち物を全部売り払い、貧しい人々に分けてやりなさい。そうすれば、あなたは天に宝を積むことになります。そのうえで、私について来なさい。」
もし、この役人の青年が、イエス様のこの言葉に聞き従ったとしたら、それこそ十二使徒や、パウロやバルナバと同じくらいに、「使徒の働き」の時代に用いられたかも知れないのです。
そして、まさしく「いのちの書」に名前が書き記され、多くの人々から愛され、尊敬され、最後は殉教の人生であったかも知れませんが、永遠のいのちを手に入れることが出来たと、私は思うのです。しかし彼は、これを聞いて、非常に悲しんで、去って行きました。その理由は、「たいへんな金持ちだったからです。」とルカは書き記しています。
それゆえ主イエス様は、こう言われるのです。
『「だれも、ふたりの主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方を愛したり、一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。あなたがたは、神にも仕え、また富にも仕えるということはできません。」(マタイの福音書6:24)』と。》
