◇◆◇日々のみ言葉
2018年2月5日(月)
◎聖書箇所 【ルカの福音書18章24節~27節】
18:24 イエスは彼を見てこう言われた。「裕福な者が神の国にはいることは、何とむずかしいことでしょう。
18:25 金持ちが神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通るほうがもっとやさしい。」
18:26 これを聞いた人々が言った。「それでは、だれが救われることができるでしょう。」
18:27 イエスは言われた。「人にはできないことが、神にはできるのです。」
◎ショートメッセージ
《イエス様は、その青年の役人に言われました。
「あなたには、まだ一つだけ欠けたものがあります。あなたの持ち物を全部売り払い、貧しい人々に分けてやりなさい。そうすれば、あなたは天に宝を積むことになります。そのうえで、私について来なさい。」
この教えは、「山上の垂訓」においても語られています。「山上の垂訓」は、弟子たちに語られたものなのです。
マタイの福音書によりますと、
『「自分の宝を地上にたくわえるのはやめなさい。そこでは虫とさびで、きず物になり、また盗人が穴をあけて盗みます。
自分の宝は、天にたくわえなさい。そこでは、虫もさびもつかず、盗人が穴をあけて盗むこともありません。あなたの宝のあるところに、あなたの心もあるからです。」(マタイの福音書6:19~6:21)』と、書かれています。
イエス様は、まことの神様です。イエス様は、彼がたいへんな金持ちであることを知っておられました。するとその青年は、これを聞いて、非常に悲しんだのです。
つまり、彼は、イエス様と弟子たちの見ている前で、明らかに分かるように、悲しみ、そして失望した顔をしたのです。おそらく何度も首を横に振ったのではないでしょうか。
それから彼は、イエス様に対して、くるりと後ろを向けて去って行きました。
多くの人々が、イエス様に対して同じ態度を取るのです。せっかくイエス様が出会って下さったのに。救いの御手を差し伸べて下さったのに。
イエス様は言われます。
「裕福な者が神の国にはいることは、何とむずかしいことでしょう。金持ちが神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通るほうがもっとやさしい。」
『~よりは、らくだが針の穴を通るほうがもっとやさしい。』とは、当時のユダヤのことわざです。つまり不可能であると言う意味です。
この言葉を聞いた弟子たちは、イエス様に質問します。
「それでは、だれが救われることができるでしょう。」
するとイエス様は、こう答えます。
「人にはできないことが、神にはできるのです。」
この答えは、少し考える必要があります。なぜなら、弟子たちの質問にイエス様は答えておられないからです。
明日、同じ箇所から、もう一度考えて見たいと思います。》