◇◆◇日々のみ言葉
2018年2月7日(水)
◎聖書箇所 【ルカの福音書18章28節~30節】
18:28 すると、ペテロが言った。「ご覧ください。私たちは自分の家を捨てて従ってまいりました。」
18:29 イエスは彼らに言われた。「まことに、あなたがたに告げます。神の国のために、家、妻、兄弟、両親、子どもを捨てた者で、だれひとりとして、
18:30 この世にあってその幾倍かを受けない者はなく、後の世で永遠の命を受けない者はありません。」
◎ショートメッセージ
《青年でありながら、ユダヤ議会議員が、イエス様に質問しました。
「尊い先生。私は何をしたら、永遠の命を自分のものとして受けることができるでしょうか。」
「なぜ、私を『尊い』と言うのですか。尊い方は、神おひとりのほかにはだれもありません。戒めはあなたもよく知っているはずです。『姦淫してはならない。殺してはならない。盗んではならない。偽証を立ててはならない。父と母を敬え。』」
「そのようなことはみな、小さい時から守っております。」
「あなたには、まだ一つだけ欠けたものがあります。あなたの持ち物を全部売り払い、貧しい人々に分けてやりなさい。そうすれば、あなたは天に宝を積むことになります。そのうえで、私について来なさい。」
すると彼は、これを聞いて、非常に悲しんだのです。
なぜなら、彼はたいへんな金持ちだったからです。イエス様は、去りゆく彼の後ろ姿を見て、こう言われました。
「裕福な者が神の国にはいることは、何とむずかしいことでしょう。金持ちが神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通るほうがもっとやさしい。」
「それでは、だれが救われることができるでしょう。」
「人にはできないことが、神にはできるのです。」
すると、使徒たちのリーダーであるシモン・ペテロが言いました。
「ご覧ください。私たちは自分の家を捨てて従ってまいりました。」
実際には、漁師の仕事を捨てて従ったことを言っているのです。弟アンデレも、そしてゼベダイの子ヤコブとヨハネも漁師だったのです。
彼らも自分の仕事と家を後にして、イエス様に従って、出て来たのです。
「まことに、あなたがたに告げます。神の国のために、家、妻、兄弟、両親、子どもを捨てた者で、だれひとりとして、この世にあってその幾倍かを受けない者はなく、後の世で永遠の命を受けない者はありません。」
このお言葉は、家、妻、兄弟、両親、子どもを、そして彼らを養い守る責任を放棄することを、イエス様は勧めてはおられません。他の箇所では、かえって愛し養い育てることを勧めています。
それでは、その真意は何なのでしょうか。
それは所有権を放棄することです。すべてが主のものなのです。あなたも私も、持っているものすべては、主イエス様から託されたものであることを認識することなのです。 明け渡すことなのです。
そうすれば、この世界において、再び取り戻すことになると、主イエス様は言われるのです。》