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日々のみ言葉 2018年2月8日(木)
◇◆◇日々のみ言葉
2018年2月8日(木)
◎聖書箇所 【ルカの福音書18章31節～33節】
18:31 さてイエスは、十二弟子をそばに呼んで、彼らに話された。「さあ、これから、私たちはエルサレムに向かって行きます。人の子について預言者たちが書いているすべてのことが実現されるのです。
18:32 人の子は異邦人に引き渡され、そして彼らにあざけられ、はずかしめられ、つばきをかけられます。
18:33 彼らは人の子をむちで打ってから殺します。しかし、人の子は三日目によみがえります。」◎ショートメッセージ
《イエス様の三度目の受難予告です。この場面がどのような場面なのか、想像して見てほしいと思います。おそらくイエス様は、すでに公生涯における最後の過越の祭りに巡礼する為に、エルサレムに向かわれていたと思われます。
その道すがら、突然十二弟子を御前に呼び寄せ、このように言われたのです。十二弟子は、イエス様の言われたことが尋常では無いことが分かったのです。しかしその意味は、霊的に彼らには、まだ隠されていました。
マルコは同一箇所の平行記事において、
『さて、一行は、エルサレムに上る途中にあった。イエスは先頭に立って歩いて行かれた。弟子たちは驚き、また、あとについて行く者たちは恐れを覚えた。すると、イエスは再び十二弟子をそばに呼んで、ご自分に起ころうとしていることを、話し始められた。(マルコの福音書10:32)』と、書き記しています。この時のイエス様の歩く姿は、まさに異様であったと思われるのです。十二弟子たちは、一体何がエルサレムで起きるのだろうか、と不安で一杯になり、恐れたわけです。
マタイの福音書では、
『さて、イエスは、エルサレムに上ろうとしておられたが、十二弟子だけを呼んで、道々彼らに話された。
「さあ、これから、私たちはエルサレムに向かって行きます。人の子は、祭司長、律法学者たちに引き渡されるのです。彼らは人の子を死刑に定めます。そして、あざけり、むち打ち、十字架につけるため、異邦人に引き渡します。しかし、人の子は三日目によみがえります。」(マタイの福音書20:17～20:19)』と書かれています。ルカは、イエス様が「十字架」と言われたことを書いてはいませんが、マタイは、はっきりとイエス様が「十字架につけ」られることを言われたことを、書き留めています。
旧約聖書の預言では、救い主が「十字架」に掛けられることを、あからさまに、もしくは明確に預言してはいませんが、ダビデの詩篇は、まさに十字架刑の何ものでもないことを謳っています。
そして、イザヤ書の53章では、「苦しみのメシヤ」の預言が書かれています。その預言が成就することをイエス様は言われているのです。
しかし、イエス様の最後のお言葉は、「人の子は三日目によみがえります。」なのです。
十字架がなければ、復活はあり得ないのです。十字架を通らなければ、人は救われないのです。》
