• 日々のみ言葉 2018年2月12日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年2月12日(月)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書18章36節~39節】
    18:36 群衆が通って行くのを耳にして、これはいったい何事ですか、と尋ねた。
    18:37 ナザレのイエスがお通りになるのだ、と知らせると、
    18:38 彼は大声で、「ダビデの子のイエスさま。私をあわれんでください。」と言った。
    18:39 彼を黙らせようとして、先頭にいた人々がたしなめたが、盲人は、ますます「ダビデの子よ。私をあわれんでください。」と叫び立てた。

    ◎ショートメッセージ
    《イエス様がエリコに近づかれた頃、ある盲人が、道ばたにすわり、物ごいをしていました。
     マルコは、この盲人がテマイの子バルテマイであることを書き記しています。

     さて、この頃のイエス様は、三年半における公生涯の最後のほうにすでに入っておりました。
     当時のイエス様の評判は、最高潮に達しており、ユダヤ地方だけではなく、遠くローマにもそのうわさは伝わっていたのです。
     それゆえ弟子たちは、有頂天になっていましたし、まさかイエス様が捕らえられる時が来るとは、夢にも思っていなかったのです。

     しかし弟子たちは、執拗にイエス様の後について来るパリサイ人や律法学者たちの視線から、イエス様を守ろうとして、かなりの緊張を強いられていたことも事実です。

     イエス様の一行が、エリコの門に近づきますと、突然、今まで物乞いをしていた盲人の乞食が、わめき始めたのです。
    「ダビデの子のイエス様。私をあわれんでください。」

     彼をだまらせようとした人々とは、十二使徒の誰かであったはずです。聖書には、はっきりと書かれてはいませんが、その中の一人は、シモン・ペテロであったと私は思うのです。

     弟子たちは、何とか黙らせようとするのですが、その盲人バルテマイは、ますます声を荒げ、叫び続けます。
    「ダビデの子のイエス様。私をあわれんでください。」

     ここにバルテマイの信仰を見ることが出来ます。バルテマイは、多くの人々からイエス様のうわさを聞いていたのです。盲人の目を開けたことも聞いていたに違いありません。もしかしたら目を開かれた、かつての盲人の仲間が、彼に教えたのかも知れません。
     そのお方が、今エリコの城門に入ろうとしておられるのです。人々の足音や、喧噪さから、今すぐ目の前近くを、イエス様が歩いて行かれるのです。

    「ダビデの子のイエス様。私をあわれんでください。」

     私たちもこのようにイエス様を引き留めなければなりません。もしバルテマイがあきらめたとしたら、イエス様は行ってしまわれ、彼の目も開くことがなかったかも知れないのです。
     私たちは、イエス様を引き留めるべきです。呼び止めましょう。こちらを振り向いてもらいましょう。
     なぜなら、ここにも疲れた者がいるからです。決してあきらめてはいけません。叫び続けましょう。

     イエス様は、必ず足を止めて下さいます。》

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