• 日々のみ言葉 2018年4月7日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年4月7日(土)

    ◎聖書箇所【ルカの福音書21章1節~2節】
    21:1 さてイエスが、目を上げてご覧になると、金持ちたちが献金箱に献金を投げ入れていた。
    21:2 また、ある貧しいやもめが、そこにレプタ銅貨二つを投げ入れているのをご覧になった。

    ◎ショートメッセージ
    《この記事は、マルコの福音書にも掲載されています。

     マルコの福音書によりますと、
    『それから、イエスは献金箱に向かってすわり、人々が献金箱へ金を投げ入れる様子を見ておられた。多くの金持ちが大金を投げ入れていた。
     そこへひとりの貧しいやもめが来て、レプタ銅貨を二つ投げ入れた。それは一コドラントに当たる。(マルコの福音書12:41~12:42)』と書かれています。

     ルカはイエス様が「目を上げてご覧になる」と書いていますが、弟子たちにパリサイ人に注意するように教えられますと、そこから移動されたことが分かります。

     神殿の婦人の庭には、その庭の壁に、ラッパ状の受け口が13ついた献金箱があったのです。マルコは、イエス様がその13のラッパ状に受け口の真ん前に座られたことを書き記しています。

     当時の貨幣は、みなコインでした。銅貨、銀貨、金貨であったのです。この献金箱は、ラッパ状の受け口にコインを投げ入れますと、もの凄い桁たましい音がするように造られていたのです。
     よって多くの金持ちは、誰が一番大きな音を、神殿中に響かせるのか、競争していたわけです。イエス様は、それをご覧になっておられたのです。

     何度も言いますが、イエス様はまことの人であると同時に、創造主なる神様であられます。よって一瞬にして、すべての人の心が分かってしまいます。まさに神様は心を見られるのです。

     そこへ一人の貧しいやもめがやって来ました。なぜやもめと分かるのでしょうか。やもめは、やもめの服装をしていたからです。
     そのやもめが、レプタ銅貨二枚を投げ入れている所をご覧になられたのです。その小さな音で分かったのでしょうか。

     いいえ。

     献金箱からイエス様が座られた場所までは、かなりの距離があったはずです。それでもそれが分かったことは、イエス様の視力がずば抜けて良かったからではなくて、一瞬にして、そのやもめの心をも、ご覧になられたからです。

     もちろんその献金と共に、やもめの祈りをも知ったに違いありません。やもめが何を、神様に祈ったのかは、イエス様はあえて沈黙しておられます。
     この時、十二使徒たちは、イエス様の側ではなく、名々が、自由に動いていたようです。

     なぜなら、この後イエス様が、弟子たちを、ご自身の側に呼び寄せたことを、マルコは書き記しているからです。》

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