◇◆◇日々のみ言葉
2018年4月18日(水)
◎聖書箇所【ルカの福音書21章22節】
21:22 「これは、書かれているすべてのことが成就する報復の日だからです。」
◎ショートメッセージ
《イエス様は、十字架にかかられ死なれ、三日目によみがえられました。そして四十日間、生きておられることを示され、オリーブ山において、弟子たちの見ている間に、天に昇って行かれました。
ご自身の証人として、この地上に残して行く愛する弟子たちに、非常に大切な預言を、十字架に掛けられる数日前に、彼らに残して行かれたのです。
「エルサレムが軍隊に囲まれるのを見たら、そのときには、その滅亡が近づいたことを悟りなさい。
そのとき、ユダヤにいる人々は山へ逃げなさい。都の中にいる人々は、そこから立ちのきなさい。いなかにいる者たちは、都にはいってはいけません。」
この預言は、イエス様が昇天されてから、約四十年後に成就することになります。そして三つの共観福音書の中において、異邦人(ギリシャ人)であるルカだけが、その福音書に書き記しました。
イエス様は、「書かれているすべてのことが成就する報復の日だからです。」と言われました。
ルカは、イエス様がメシヤとして、ろばの子に乗って入場された時に、このように言われたことをも、書き記しています。
『エルサレムに近くなった頃、都を見られたイエスは、その都の為に泣いて言われた。
「おまえも、もし、この日のうちに、平和のことを知っていたのなら。しかし今は、そのことがおまえの目から隠されている。
やがておまえの敵が、おまえに対して塁を築き、回りを取り巻き、四方から攻め寄せ、そしておまえとその中の子どもたちを地にたたきつけ、おまえの中で、一つの石もほかの石の上に積まれたままでは残されない日が、やって来る。それはおまえが、神の訪れの時を知らなかったからだ。」(ルカの福音書19:41~19:44 )』
紀元70年。
この時は、ルカの福音書と使徒の働きが執筆されてから、約10年が過ぎていました。
よって、イエス様が言われた「書かれているすべてのこと」とは、旧約聖書ではなく、この時すでに存在していた、三つの共観福音書を指していることは間違いありません。
そのことを、イエス様は、霊の目で見られ、すでに知っておられたのです。
だからこそ、イエス様は涙を流されたのです。
この預言は、「終わりの時」ではありません。終わりの時、エルサレムは、この時と同じように、反キリストの軍隊によって包囲されますが、滅亡はしないからです。
なぜなら、イエス様が介入されるからです。
この時、エルサレム市内に生き残っているすべてのユダヤ人が、一人残らず、天に向かって、「主イエスよ。来たりませ。」と叫びます。この声を聞いて、イエス様が再臨されるのです。
「これは、書かれているすべてのことが成就する報復の日だからです。」
この預言は、紀元70年を指して語られたのです。もうすでに成就した預言です。》