• 日々のみ言葉 2018年4月27日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年4月27日(金)

    ◎聖書箇所【ルカの福音書22章1節~2節】
    22:1 さて、過越の祭りといわれる、種なしパンの祝いが近づいていた。
    22:2 祭司長、律法学者たちは、イエスを殺すための良い方法を捜していた。というのは、彼らは民衆を恐れていたからである。

    ◎ショートメッセージ
    《今日からルカの福音書は22章になります。

     イエス様の家族は、イエス様が幼い頃から、毎年ガリラヤのナザレから、ユダヤ最大の祭りである「過越の祭り」に、エルサレムに都上りをしていました。

     ルカの福音書によりますと、
    『さて、イエスの両親は、過越の祭りには毎年エルサレムに行った。
     イエスが十二歳になられたときも、両親は祭りの慣習に従って都へ上り、祭りの期間を過ごしてから、帰路についたが、少年イエスはエルサレムにとどまっておられた。両親はそれに気づかなかった。
     イエスが一行の中にいるものと思って、一日の道のりを行った。それから、親族や知人の中を捜し回ったが、見つからなかったので、イエスを捜しながら、エルサレムまで引き返した。
     そしてようやく三日の後に、イエスが宮で教師たちの真中にすわって、話を聞いたり質問したりしておられるのを見つけた。聞いていた人々はみな、イエスの知恵と答えに驚いていた。両親は彼を見て驚き、母は言った。
    「まあ、あなたはなぜ私たちにこんなことをしたのです。見なさい。父上も私も、心配してあなたを捜し回っていたのです。」
     するとイエスは両親に言われた。
    「どうして私をお捜しになったのですか。私が必ず自分の父の家にいることを、ご存じなかったのですか。」
     しかし両親には、イエスの話された言葉の意味がわからなかった。それからイエスは、一緒に下って行かれ、ナザレに帰って、両親に仕えられた。母はこれらのことをみな、心に留めておいた。(ルカの福音書2:41~2:51)』と、書かれています。

     ヨセフとマリヤには、イエス様の他に、弟ヤコブ・ヨセ・ユダ・シモンと数人の妹たちがいましたから、イエス様が十二歳のこの時には、すでに弟と妹たちが揃っていた可能性はあります。それにも関わらず、毎年、ヨセフとマリヤが過越の祭りに、エルサレムに巡礼したとするならば、ある程度、裕福な家庭であることが分かります。
     私たちは、イエス様の家族は、大変に貧しく、しかも子沢山であるかのようなイメージを持ちやすいのですが、そうではないことが、聖書を良く読みますと分かって来ます。
     しかもマリヤの妹であるサロメは、ゼベタイの妻であり、使徒ヤコブとヨハネの母なのです。ゼベタイが、聖都イスラエル市内に自分の家を持っていたことは、ほぼ間違いのないことです。
     ガリラヤ湖の漁師の網元をしていた可能性は、非常に大きいと思われます。そして、それなりに裕福であったはずです。その証拠として、青年の使徒ヨハネが大祭司カヤパの邸宅に、どうして出入りが許されることがあるのでしょうか。ペテロは入れなかったのです。

     さて、今回の過越の祭りは、イエス様に取って、もしかしたら二十何度目であったかも知れませんが、最後の過越の祭りとなります。メシヤとして、公生涯における四度目の過越の祭りとなるわけです。

     祭司長、律法学者たちは、イエス様を殺すために良い方法を捜していた、とありますが、この時に、神の小羊として十字架にかかられ、死んで行かれるのは、実は、生まれた時から定められていたのです。

     イエス様は、その為に、その週の金曜日を迎える為に、この世に来て下さったのです。》

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