• 日々のみ言葉 2018年5月14日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年5月14日(月)

    ◎聖書箇所【ルカの福音書22章31節~32節】
    22:31「シモン、シモン。見なさい。サタンが、あなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って聞き届けられました。
    22:32 しかし、私は、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。だからあなたは、立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」

    ◎ショートメッセージ
    《イエス様がシモン・ペテロに言われたこの言葉は、ルカだけが書き記しています。しかも、この時にはまだヨハネ・マルコの家に留まっていることになっています。

     ペテロの躓きの予告は、すべての福音書に書き記されています。ただし、イエス様が言われたタイミングですが、ヨハネ・マルコの家を後にして、ゲッセマネの園に行く途中の道程で言われたとするのが、マルコとマタイの福音書です。
     最もマタイはマルコの福音書を基にして、執筆しましたから、同じ時制を準じたとも、思えるのです。

     しかし、ルカとヨハネは、最後の晩餐の席に、まだイエス様と弟子たちが、食卓を囲んでいた時に言われたことになっています。どちらが正しいのでしょうか。

     結論から言いますと、分かりません。

     よって私個人なりに、この可能性を考えて見ますと、イエス様は二回、ペテロに同じ予告をしたのかも知れない、と言うことです。
     つまり、最後の晩餐の時に一度、そしてゲッセマネの園に向かう時にもう一度。

     もし私がペテロでしたのなら、エルサレム市内からゲッセマネの園に向かう道すがら、もう一度確認する為に、また主イエス様への従順を示す為に、こっそりとイエス様に近づいて、「たとえ、全部の者がつまずいても私はつまずきません。」と、自分の潔白を証明すると思うのです。

     すると、イエス様は再度言われるのです。
    「まことに、まことにあなたに告げます。あなたは私を三度知らないと言います。」と。

     さて、この問題は、ひとまず置いておきまして、今日のみ言葉に目を向けて見ましょう。
     イエス様は、ここで非常に重要なことを二つ言われています。

     その一つは、「弟子たち全員がつまずくこと」とは、「麦のようにふるいにかけたい」と言う、サタンの願いに、父なる神様がOK(許可)を出したことです。
     ここから、神様が事前にOKを出さなければ、悪魔・悪霊は、主を信じる者には、指一本触れることが出来ないと言うことが分かります。

     そしてもう一つは、イエス様はペテロの信仰が無くならないように、すでに取り成しの祈りをされたことです。過去型です。祈って下さったのです。
     ここから、イエス様は、いつも先回りして、私たちの為に祈って下さることが分かります。

     そして、何とペテロが、弟子たちの中で一番最初に立ち直ることを預言されています。これは、復活された主が、使徒では、シモン・ペテロに、最初に姿を現わして下さることへの保証でもあるのです。

     復活されたイエス様が、一番最初にご自分を現わされたのは、マグダラのマリヤです。その次がペテロです。
     そして、エマオへの道を家路に急ぐ二人の弟子です。クレオパ(クロパ)夫妻だと、伝えられています。》

Comments are closed.