◇◆◇日々のみ言葉
2018年7月2日(月)
◎聖書箇所【ルカの福音書23章50節~53節】
23:50 さてここに、ヨセフという、議員のひとりで、りっぱな、正しい人がいた。
23:51この人は議員たちの計画や行動には同意しなかった。彼は、アリマタヤというユダヤ人の町の人で、神の国を待ち望んでいた。
23:52 この人が、ピラトのところに行って、イエスのからだの下げ渡しを願った。
23:53それから、イエスを取り降ろして、亜麻布で包み、そして、まだだれをも葬ったことのない、岩に掘られた墓にイエスを納めた。
◎ショートメッセージ
《ここから、主イエス様の御からだの埋葬の場面となります。
間もなく安息日が始まりますから、ローマ兵たちは、二人の犯罪人と真ん中の十字架につけられた主イエス様を降ろそうとしました。
その時、ポンテオ・ピラトの許可証を持参したアリマタヤのヨセフが願い出たのです。
その許可証を確認したのは、百人隊長マニュラスであったと思われます。そしてピラトの押印を確認すると、主イエス様をそのままにし、ヨセフに任せました。
しかしすねを折られ、絶命した二人の犯罪人のからだは、十字架死した者たちを葬る大きな穴に投げ込まれたと思います。
なぜ、ゼベタイの子ヨハネやペテロを含む弟子たちではないのでしょうか。それは彼らは、エルサレム近辺に墓を持っていなかったからです。
また、余りにも急激な展開の為に、主イエス様を葬る墓を用意することが出来なかったからです。
考えても見て下さい。イエス様が今、息を引き取られる18時間前には、彼らはヨハネ・マルコの家の二階の大広間で「過越の食事」をしていたのです。
それからゲッセマネの園まで、ワインを飲んだほろ酔い気分で、神様を賛美していたのですから。
しかし神様のご計画に、そして成されることには、いつも決まって、すべてがことごとく準備されているのです。
弟子たちは、あまりの急激な変化に対応出来ず、イエス様の御からだの下げ渡しを、ピラトに願うことなど到底思いもつかず、また失意のどん底の中に、出来るはずもなかったのです。
絶妙のタイミングに、ここに二人のサンヘドリンの有力な議員が登場するのです。
『そのあとで、イエスの弟子ではあったがユダヤ人を恐れてそのことを隠していたアリマタヤのヨセフが、イエスのからだを取りかたづけたいとピラトに願った。それで、ピラトは許可を与えた。そこで彼は来て、イエスのからだを取り降ろした。
前に、夜イエスの所に来たニコデモも、没薬とアロエを混ぜ合わせたものをおよそ三十キログラムばかり持って、やって来た。
そこで、彼らはイエスのからだを取り、ユダヤ人の埋葬の習慣に従って、それを香料と一緒に亜麻布で巻いた。
イエスが十字架につけられた場所に園があって、そこには、まだだれも葬られたことのない新しい墓があった。
その日がユダヤ人の備え日であったため、墓が近かったので、彼らはイエスをそこに納めた。(ヨハネの福音書19:38 ~19:42)』と、すべてを目撃したヨハネは書き記しています。
明日も同じ箇所からの学びとなります。》