◇◆◇日々のみ言葉
2018年8月3日(金)
◎聖書箇所【ルカの福音書24章50節~53節】
24:50 それから、イエスは、彼らをベタニヤまで連れて行き、手を上げて祝福された。
24:51 そして祝福しながら、彼らから離れて行かれた。
24:52 彼らは、非常な喜びを抱いてエルサレムに帰り、
24:53 いつも宮にいて神をほめたたえていた。
◎ショートメッセージ
《長い間、ルカの福音書から「日々の言葉」として学んで来ましたが、今日がその最終となります。
昨日と同じ箇所からの学びとなります、
使徒の働きには、
『彼らと一緒にいるとき、イエスは彼らにこう命じられた。
「エルサレムを離れないで、私から聞いた父の約束を待ちなさい。ヨハネは水でバプテスマを授けたが、もう間もなく、あなたがたは聖霊のバプテスマを受けるからです。」
そこで、彼らは、一緒に集まったとき、イエスにこう尋ねた。
「主よ。今こそ、イスラエルのために国を再興してくださるのですか。」
イエスは言われた。
「いつとか、どんなときとかいうことは、あなたがたは知らなくてもよいのです。それは、父がご自分の権威をもってお定めになっています。しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、私の証人となります。」
こう言ってから、イエスは彼らが見ている間に上げられ、雲に包まれて、見えなくなられた。
イエスが上って行かれるとき、弟子たちは天を見つめていた。すると、見よ、白い衣を着た人がふたり、彼らのそばに立っていた。そして、こう言った。
「ガリラヤの人たち。なぜ天を見上げて立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります。」
そこで、彼らはオリーブという山からエルサレムに帰った。この山はエルサレムの近くにあって、安息日の道のりほどの距離であった。
彼らは町にはいると、泊まっている屋上の間に上がった。この人々は、ペテロとヨハネとヤコブとアンデレ、ピリポとトマス、バルトロマイとマタイ、アルパヨの子ヤコブと熱心党員シモンとヤコブの子ユダであった。
この人たちは、婦人たちやイエスの母マリヤ、およびイエスの兄弟たちと共に、みな心を合わせ、祈りに専念していた。(使徒の働1:4~1:14)』と書かれています。
ここで十一人の弟子たちは、エルサレムのヨハネ・マルコの家の二階の広間に戻り、毎日祈りに専念したのです。
何と驚くべきことに、ここに集まっている人々の中には、「イエスの兄弟たち」と言う表現が書き記されているのです。
正確には、四人の弟たち、ヤコブ、ヨセ(ヨセフ)、ユダ、シモンと二人以上の妹たちです。彼らはイエス様が十字架にかけられた時、長兄であるイエス様の側にはいませんでした。
イエス様の御もとにいたのは、使徒ではヨハネただ一人であり、また母マリヤとマリヤに付き添って来た数名の女たちであったのです。そこには、主の弟と妹の名は、影も形も無いことになります。
しかしそれから四十日間が経過した今は、弟と妹たちが、心を合わせて祈っていることになります。
この変化はいったい何が起こったのでしょうか。どうして四人の弟たち、二人以上の妹たちが、そして主の母マリヤもそこにいるのでしょうか。
考えられますことはただ一つです。
それは、よみがえられたイエス様は、復活されたことを出し惜しむようなことをせず、
愛する家族の一人一人に、そして使徒たち全員に、またガリラヤから行動を共にした女たちに、生きておられるご自身を示されたのです。
それは彼らが、イエス様を信じる為にです。
ルカは、これで終わります。明日から、ヨハネの福音書の学びとなります。》