◇◆◇日々のみ言葉
2018年9月16日(日)
◎聖書箇所【使徒の働き2章16節~21節】
2:16 「これは、預言者ヨエルによって語られた事です。
2:17 『神は言われる。終わりの日に、私の霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたがたの息子や娘は預言し、青年は幻を見、老人は夢を見る。
2:18 その日、私のしもべにも、はしためにも、私の霊を注ぐ。すると、彼らは預言する。
2:19 また、私は、上は天に不思議なわざを示し、下は地にしるしを示す。それは、血と火と立ち上る煙である。
2:20 主の大いなる輝かしい日が来る前に、太陽はやみとなり、月は血に変わる。
2:21 しかし、主の名を呼ぶ者は、みな救われる。』」
◎ショートメッセージ
《神殿に続く巡礼の道であるメイン道路から少し離れた場所にあったヨハネ・マルコの家の前に、大勢の人々が集まって来ました。
そこで、シモン・ペテロは十一人と共に立って、声を張り上げ、人々にはっきりとこう言い始めたのです。
「ユダヤの人々、ならびにエルサレムに住むすべての人々。あなたがたに知っていただきたいことがあります。どうか、私の言葉に耳を貸してください。」
そして大勢の群衆が少し落ち着いて来たことを確認すると、
「今は朝の九時ですから、あなたがたの思っているようにこの人たちは酔っているのではありません。」と話始めたわけです。
シモン・ペテロの一世一代とも言うべき、最高の説教がスタートしたのです。
「これは、預言者ヨエルによって語られた事です。」
ヨエル書では、
『その後、私は、私の霊をすべての人に注ぐ。あなたがたの息子や娘は預言し、年寄りは夢を見、若い男は幻を見る。
その日、私は、しもべにも、はしためにも、私の霊を注ぐ。
私は天と地に、不思議なしるしを現わす。血と火と煙の柱である。
主の大いなる恐るべき日が来る前に、太陽はやみとなり、月は血に変わる。
しかし、主の名を呼ぶ者はみな救われる。主が仰せられたように、シオンの山、エルサレムに、のがれる者があるからだ。その生き残った者のうちに、主が呼ばれる者がいる。(ヨエル書2:28 ~2:32)』と書かれています。
シモン・ペテロが引用した言葉とほとんど同じなのです。
これは驚異的なことです。
私たちは今、手元に旧約と新約が一つになった聖書を持っていますが、この時代の聖書は羊皮紙に書かれた巻物であって、しかも一般的なユダヤ人は、会堂管理人によってシナゴークに厳重に管理し保管されている大切な聖書を、かってに開くことは許されてはいませんでした。
それにも関わらず、かつてはガリラヤ湖の漁師であった者が、どうしてこれだけ正確にみ言葉を引き出すことが出来るのでしょうか。
まさしく聖霊様が降られたしるしであり、また聖書の真の著者が誰であるのかを明確に示しているのではないでしょうか。》