◇◆◇日々のみ言葉
2018年10月9日(火)
◎聖書箇所【使徒の働き3章4節~5節】
3:4 ペテロは、ヨハネと共に、その男を見つめて、「私たちを見なさい。」と言った。
3:5 男は何かもらえると思って、ふたりに目を注いだ。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所から考えて見たいと思います。
生まれつき足のきかない男は、ペテロとヨハネが宮にはいろうとするのを見て、施しを求めました。
「私を哀れんで下さい」
その声を聞いたペテロは、ヨハネと共に、その男を見つめて、「私たちを見なさい。」と言ったのです。
「見なさい。」
この言葉は、まるで口癖のように、主イエス様が繰り返し言われた言葉なのです。ペテロもヨハネも、何度も耳にしたイエス様の言葉なのです。
「私たちを見なさい。」と言ったペテロ自身、主の言葉がはっきりと残されていたのです。
『「シモン、シモン。見なさい。サタンが、あなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って聞き届けられました。しかし、私は、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。だからあなたは、立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」(ルカの福音書22:31~22:32)』
「見なさい。」
この言葉は、今、生きている私たちにも与えられています。私たちも見なければならないのです。でも一体何を見るのでしょうか。何を見たら良いのでしょうか。
いいえ。何を、ではないのです。誰を、なのです。
イエス様を見るのです。イエス様を見つめるのです。このお方から目を離してはなりません。目をそらしてはなりません。
「私たちを見なさい。」
聖霊に満たされ、威厳に満ちたペテロの声に、男は顔を上げたのです。男は何かもらえると思って、ふたりに目を注ぎます。
(何かをもらえる。)
もちろん男が期待したのは、銅貨や銀貨であったでしょう。しかし思い描くことが出来ない、それ以上のプレゼントが、用意されていたのです。》