◇◆◇日々のみ言葉
2018年10月22日(月)
◎聖書箇所【使徒の働き3章22節~23節】
3:22 「モーセはこう言いました。『神である主は、あなたがたのために、私のようなひとりの預言者を、あなたがたの兄弟たちの中からお立てになる。この方があなたがたに語ることはみな聞きなさい。
3:23 その預言者に聞き従わない者はだれでも、民の中から滅ぼし絶やされる。』」
◎ショートメッセージ
《次にシモン・ペテロは、モーセの書から説明し始めたのです。
このみ言葉も、一般のユダヤ人でさえ良く知っているものです。
申命記によりますと、
『あなたの神、主は、あなたのうちから、あなたの同胞の中から、私のようなひとりの預言者をあなたのために起こされる。彼に聞き従わなければならない。これはあなたが、ホレブであの集まりの日に、あなたの神、主に求めたそのことによるものである。 あなたは、
「私の神、主の声を二度と聞きたくありません。またこの大きな火をもう見たくありません。私は死にたくありません。」
と言った。
それで主は私に言われた。
「彼らの言ったことはもっともだ。私は彼らの同胞のうちから、彼らのためにあなたのようなひとりの預言者を起こそう。私は彼の口に私の言葉を授けよう。彼は、私が命じることをみな、彼らに告げる。私の名によって彼が告げる私の言葉に聞き従わない者があれば、私が彼に責任を問う。(申命記18:15~18:19)』と書かれています。
ユダヤ人の男子は、十三歳のバル・ミツバの時には、「モーゼ五書」を暗唱しますので、皆知っていることなのです。
それゆえ、バプテスマのヨハネに対して、ユダヤ最高議会は人を送ったのです。
ヨハネの福音書によりますと、
『ヨハネの証言は、こうである。ユダヤ人たちが祭司とレビ人をエルサレムからヨハネのもとに遣わして、
「あなたはどなたですか。」
と尋ねさせた。彼は告白して否まず、
「私はキリストではありません。」
と言明した。また、彼らは聞いた。
「では、いったい何ですか。あなたはエリヤですか。」
彼は言った。
「そうではありません。」
「あなたはあの預言者ですか。」
彼は答えた。
「違います。」
そこで、彼らは言った。
「あなたはだれですか。私たちを遣わした人々に返事をしたいのですが、あなたは自分を何だと言われるのですか。」(ヨハネの福音書1:19~1:22)』と書かれています。
つまりペテロは、主イエス様こそ、モーゼが預言した「あの預言者」、すなわち「メシア」なるお方であることを明確に説明しているのです。
これは、本当に勇気ある大胆な行動です。
今、ペテロとヨハネは、エルサレムの神殿の中の「ソロモンの回廊」にいるのです。言うなれば、敵陣のまっただ中なのです。
ペテロが、このように変えられたのは、もはやイエス様を疑う気持ちが完全に取り去られ、そして聖霊様に満たされ、従っているからなのです。》