◇◆◇日々のみ言葉
2018年10月25日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き3章24節~26節】
3:24「また、サムエルをはじめとして、彼に続いて語ったすべての預言者たちも、今の時について宣べました。
3:25 あなたがたは預言者たちの子孫です。また、神がアブラハムに、『あなたの子孫によって、地の諸民族はみな祝福を受ける。』と言って、あなたがたの先祖と結ばれたあの契約の子孫です。
3:26 神は、まずそのしもべを立てて、あなたがたにお遣わしになりました。それは、この方があなたがたを祝福して、ひとりひとりをその邪悪な生活から立ち返らせてくださるためなのです。」
◎ショートメッセージ
《引き続き同じ箇所からの学びとなります。
明日からは、第4章に入りましょう。
シモン・ペテロは、ソロモンの回廊に集まって来たユダヤの人々に、モーゼ、サムエル、そしてアブラハムのことを引用して話しました。
「あなたがたは預言者たちの子孫です。また、神がアブラハムに、『あなたの子孫によって、地の諸民族はみな祝福を受ける。』と言って、あなたがたの先祖と結ばれたあの契約の子孫です。」
ここでペテロが「預言者たち」と言っていますことは、旧約聖書を指しています。旧約聖書に約束された、祝福を受けるべき民であることを、思い起こさせているのです。
「神は、まずそのしもべを立てて~」
この「しもべ」とは誰を指すのでしょうか。
主イエス様です。
本来ならば、ペテロは「神の御子であられる主イエス・キリスト」と言うべき所を、あえて「しもべ」と置き換えているのです。ここにペテロなりの配慮があるのです。
真っ向から彼らの非を責めるのではなく、このお方が「救い主」であることを導いています。
「それは、この方があなたがたを祝福して、ひとりひとりをその邪悪な生活から立ち返らせてくださるためなのです。」
主イエス様だけに祝福があるのです。
祝福とは何でしょうか。
それは「罪の赦し」と「永遠のいのち」のことです。
またペテロは、ここではっきりと「ひとりひとり」と述べています。
つまり、主イエス様は、イスラエル民族の救い主であるのですが、ひとりひとり、つまりその人個人にとって、その人の人格にとって、救い主であることを強調しています。
なぜなら「邪悪な生活」とは、ひとりひとりの生活も、またひとりひとりの犯した罪も異なっているからなのです。
イエス・キリストは、真に人類の救い主であり、すべての人の主であるお方ですが、一番大切なことは、あなたの救い主であり、あなたの主であることなのです。
たとえ、あなたがイエス様を拒否し、否定したとしても。自分とは何の関係もないと宣言しても。
それが真理です。
ペテロは言います。
『この方以外には、誰によっても救いはありません。世界中でこの御名の他には、私たちが救われるべき名としては、どのような名も、人間に与えられていないからです。」(使徒の働き4:12)』と。》