◇◆◇日々のみ言葉
2018年10月26日(金)
◎聖書箇所【使徒の働き4章1節~3節】
4:1 彼らが民に話していると、祭司たち、宮の守衛長、またサドカイ人たちがやって来たが、
4:2 この人たちは、ペテロとヨハネが民を教え、イエスのことを例にあげて死者の復活を宣べ伝えているのに、困り果て、
4:3 彼らに手をかけて捕えた。そして翌日まで留置することにした。すでに夕方だったからである。
◎ショートメッセージ
《今日から「使徒の働き」も、第4章に入ります。
「彼らが民に話していると」
彼らとは、ペテロとヨハネを指します。
場所は「ソロモンの回廊」です。
多くの人々が集まって来ました。当然、神殿の守衛や、祭司たち、またサドカイ人たちも、「何事なのか」と、騒ぎを聞きつけてやって来たのです。
ユダヤの最高議会は、律法学者に属するパリサイ人、そして祭司たちを擁するサドカイ人の二つの勢力に分かれていました。
ここで、まず真っ先に駆けつけて来たのは、祭司たちだったのです。ペテロとヨハネといやされた男は、神殿の中にいましたから、当然と言わば当然です。
あまりに多くの群衆が集まって来たので、ペテロとヨハネは二手に分かれて人々に教えていたのです。
二人は何を教えていたのでしょうか。
それは紛れもなく「福音」です。
福音とは、主イエス・キリストそのものであり、十字架にかけられ殺されはしましたが、三日目によみがえられ、このお方こそが「メシア」であることをです。
さて、祭司たち、またサドカイ人たちは、なぜ「イエスのことを例にあげて死者の復活を宣べ伝えているのに、困り果て、彼らに手をかけて捕えた」のでしょうか。
それは、彼らは霊の存在も、また死者の復活さえも信じていないからです。
使徒パウロが、ユダヤ最高議会の裁判にかけられた時、
『しかし、パウロは、彼らの一部がサドカイ人で、一部がパリサイ人であるのを見て取って、議会の中でこう叫んだ。
「兄弟たち。私はパリサイ人であり、パリサイ人の子です。私は死者の復活という望みのことで、さばきを受けているのです。」
彼がこう言うと、パリサイ人とサドカイ人との間に意見の衝突が起こり、議会は二つに割れた。サドカイ人は、復活はなく、御使いも霊もないと言い、パリサイ人は、どちらもあると言っていたからである。(使徒の働き23:6~23:8)』と書かれている通りです。
明日も同じ箇所から学びます。》