• 日々のみ言葉 2018年12月5日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年12月5日(水)

    ◎聖書箇所【使徒の働き5章17節~18節】
    5:17 そこで、大祭司とその仲間たち全部、すなわちサドカイ派の者はみな、ねたみに燃えて立ち上がり、
    5:18 使徒たちを捕え、留置場に入れた。

    ◎ショートメッセージ
    《ついにエルサレムの人々は、病人を大通りへ運び出し、寝台や寝床の上に寝かせ、ペテロが通りかかるときには、せめてその影でも、だれかにかかるようにするほどになったのです。
     そして、そればかりではありません。
     また、エルサレムの付近の町から、大ぜいの人が、病人や、汚れた霊に苦しめられている人などを連れて集まって来ました。

     そして、何とその全部がいやされたのです。

     実際に中心となってたのは、使徒のリーダーであるシモン・ペテロであり、その他の十一人の使徒たちも、いやしを行なったことは間違いありません。

     そこで大祭司とその仲間たち全部、すなわちサドカイ派の者はみな、ねたみに燃えて立ち上がったと言うわけです。

     ルカは、「大祭司」としか書いていませんが、当時の大祭司はカヤパでした。しかし実際に実権を担っていたのは、カヤパの義父であった前大祭司アンナスであったのです。

     ローマのバチカン図書館に、残されていると言われています紀元一世紀の公的記録には、カヤパの報告書が存在し、主イエス様が、カヤパに復活されたお姿を現わせられたことが書かれています。

     もちろん真偽を確かめようがありませんし、私たちが最も権威を置くべき書物は、聖書であって、その他の書物は、あくまでも参考程度にすべきなのですが、カヤパの報告書が存在していることも、どうやら事実なようなのです。

     もしそれが本当だとしたら、この時のカヤパは、すでに自分が十字架にかけて屠ったイエス・キリストが、間違いなく「神の小羊」であって、救い主であることを知っています。その証拠に、やがて彼は大祭司職を辞することになるのです。
     パウロの裁判の時には、別な人物が大祭司となっています。

     さて、当時の祭司たちは、ほぼ全員がサドカイ派に属していましたから、使徒たちに対する人々の人気が、うなぎ登りに高くなるのを目の当たりに見て、自分たちの立場と身の保全から、使徒たちを捕らえたのです。

     この時には、マッテヤを含む十二使徒全員が、留置所に入れられたに違いありません。
    当然、エルサレム初代教会のクリスチャンたちは、主イエス様に、断食を施し、熱心に祈りを捧げたはずです。

     まだ彼らの殉教の時ではなかったのですが、教会の祈りがあったからこそ、御使いが遣わされ、奇跡が起こることになるのです。》

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