◇◆◇日々のみ言葉
2018年12月6日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き5章19節~20節】
5:19 ところが、夜、主の使いが牢の戸を開き、彼らを連れ出し、
5:20 「行って宮の中に立ち、人々にこのいのちの言葉を、ことごとく語りなさい。」と言った。
◎ショートメッセージ
《そこで、大祭司カヤパ、前大祭司アンナスとその仲間たち全部、すなわちサドカイ派の者はみな、ねたみに燃えて立ち上がり、使徒たちを捕え、留置場に入れたのです。
もちろん、彼らが捕らえたのではなく、実際にそれを実行したのは、神殿に配置されていたヘロデ配下の兵であったことは、言うまでもありません。
エルサレムは、三大祭りの時には、全国から数十万の人々が押し寄せましたから、秩序を守る為にも、それなりの警護を司る部隊がいたことは、当然のことです。
ローマ総督ポンテオ・ピラトは、百人の兵士と、その隊長であった百人隊長しか、自分の部下を持っていませんでしたから、エルサレム市内に留まっていることが、かなりの恐怖であったかが分かると言うものです。
いかにローマ軍が鍛え抜かれたプロの戦闘集団であっても、たった百一人で、何十万の人々を相手にして戦うことは、物理的からも不可能なことは、誰が見ても明らかであったからです。
それゆえ、ポンテオ・ピラトとローマ部隊は、エルサレム市内において、一番守りが堅いと言われている「アントニヤ要塞」に本部を設置していたのです。
主イエス様の裁判もここで行なわれました。また極悪人バラバが解放された場所もここになります。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、教会の祈りに応えて、また、彼らがまだ殉教する時ではない故、主イエス様は、御使いを彼らに遣わします。
御使いは普通二人で行動することが多いようです。
ところで、この時、マッテヤを除く十一人の使徒たちは、御使いに会うのは二回目となるはずです。
使徒の働きには、
『こう言ってから、イエスは彼らが見ている間に上げられ、雲に包まれて、見えなくなられた。イエスが上って行かれるとき、弟子たちは天を見つめていた。すると、見よ、白い衣を着た人がふたり、彼らのそばに立っていた。そして、こう言った。
「ガリラヤの人たち。なぜ天を見上げて立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります。」(使徒の働き1:9~1:11)』と書かれています。
これも推測なのですが、この時と同じ御使いが遣わされたに違いないと私は思うのです。
そうでなければ、彼らは恐れの為に、主イエス様の墓を見守った四人のローマ兵の様に、恐怖で地に伏せてしまいかねないからです。
使徒たちは、夢でも見てる様な心持ちであったかも知れません。しかし御使いは、彼らにはっきりと告げたのです。
「行って宮の中に立ち、人々にこのいのちの言葉を、ことごとく語りなさい。」》