◇◆◇日々のみ言葉
2018年12月7日(金)
◎聖書箇所【使徒の働き5章21節~24節】
5:21 彼らはこれを聞くと、夜明けごろ宮にはいって教え始めた。一方、大祭司とその仲間たちは集まって来て、議会とイスラエル人のすべての長老を召集し、使徒たちを引き出して来させるために、人を獄舎にやった。
5:22 ところが役人たちが行ってみると、牢の中には彼らがいなかったので、引き返してこう報告した。
5:23 「獄舎は完全にしまっており、番人たちが戸口に立っていましたが、あけてみると、中にはだれもおりませんでした。」
5:24 宮の守衛長や祭司長たちは、この言葉を聞いて、いったいこれはどうなって行くのかと、使徒たちのことで当惑した。
◎ショートメッセージ
《シモン・ペテロを始めとする使徒たちは、「ソロモンの回廊」において、人々をいやし、悪霊から解放していました。
何と、エルサレム中、そしてエルサレム郊外から人々が連れて来たすべての病人が、皆いやされたのです。
「ソロモンの回廊」は、エルサレム神殿の「美しの門」を入った所にありますから、その奇跡の光景は、当然多くの祭司たちの目にとまることになります。
大祭司を始め、祭司長および祭司たちは、サドカイ派に属していましたから、彼らは、パリサイ派とは違い、御使いの存在も、霊の存在も、そして死後の復活も信じてはいなかったのです。
彼らは、ねたみに燃えて立ち上がったと、ルカは書き記していますが、もう一つの大きな理由は、使徒たちが「主イエス様の復活」を宣べ伝えていたからです。
祭司たちは、神殿の守衛に命じて、使徒たちを留置場に入れました。
ところが、夜、主の使いが牢の戸を開き、彼らを連れ出したと言うのです。
一体何が起こったのか、そのことについて、今日の聖書箇所には書かれているのです。
朝になりました。
大祭司とその仲間たちは集まって来て、議会とイスラエル人のすべての長老を召集しました。そして、使徒たちを裁く為に、議会に引き出す為に、役人と兵士を獄舎にやったのです。
ところが彼らが獄舎に行ってみると、牢の中には、捕らえたはずの使徒たちが消えてしまったので、引き返してこう報告したのです。
「獄舎は完全にしまっており、番人たちが戸口に立っていましたが、あけてみると、中にはだれもおりませんでした。」
ここから、多くのことが分かって来ます。
まず、牢は、カギがかけられたままであったと言うことです。そして番人たちは、みな戸口に立って、一晩中見張りをしていたと言うことです。
つまり、牢の中にいるべきはずの人物だけが、消え失せてしまったと言うことです。
ここにも神様の偉大な配慮があるのです。
つまり、番兵たちの落ち度ではなく、彼らは裁かれないと言うことです。この時には。
それゆえ、宮の守衛長や祭司長たちは、この言葉を聞いて、いったいこれはどう言うことなのかと、当惑したのです。
明日も同じ箇所からの学びとなります。》