◇◆◇日々のみ言葉
2018年12月13日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き5章29節~33節】
5:29 ペテロをはじめ使徒たちは答えて言った。「人に従うより、神に従うべきです。
5:30 私たちの先祖の神は、あなたがたが十字架にかけて殺したイエスを、よみがえらせたのです。
5:31 そして神は、イスラエルに悔い改めと罪の赦しを与えるために、このイエスを君とし、救い主として、ご自分の右に上げられました。
5:32 私たちはそのことの証人です。神がご自分に従う者たちにお与えになった聖霊もそのことの証人です。」
5:33 彼らはこれを聞いて怒り狂い、使徒たちを殺そうと計った。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所になります。
「人に従うより、神に従うべきです。」
シモン・ペテロは使徒のリーダーとして明確に、かつ大胆に宣言しています。
ここで彼は、はっきりと主イエスこそ、まことの神様であることを証しているのです。
そして、次に語った言葉こそが、「福音」とは何であるのか、と言うことになります。
「私たちの先祖の神は、あなたがたが十字架にかけて殺したイエスを、よみがえらせたのです。そして神は、イスラエルに悔い改めと罪の赦しを与えるために、このイエスを君とし、救い主として、ご自分の右に上げられました。」
何と簡潔で明瞭な説明でしょうか。
「私たちの先祖の神」
この言葉の中にも深い意味が隠されています。
まず「私たち」とは、使徒たちはもちろんのこと、今議会に集まっているパリサイ人や律法学者たち、祭司長たち、そして長老たちを含むユダヤ人全員を指しています。
そして「先祖の神」とは、アブラハム、ヤコブ、イサクの神と言う意味であって、モーセ五書に登場します、彼ら全員が知っている創造主なる唯一の神様を示しているのです。
次に「あなたがたが」ですが、これは議会に、特に大祭司にその罪があることを指摘しています。
ヨハネの福音書によりますと、
『 そこで、祭司長とパリサイ人たちは議会を召集して言った。
「われわれは何をしているのか。あの人が多くのしるしを行なっているというのに。もしあの人をこのまま放っておくなら、すべての人があの人を信じるようになる。そうなると、ローマ人がやって来て、われわれの土地も国民も奪い取ることになる。」
しかし、彼らのうちのひとりで、その年の大祭司であったカヤパが、彼らに言った。「あなたがたは全然何もわかっていない。ひとりの人が民の代わりに死んで、国民全体が滅びないほうが、あなたがたにとって得策だということも、考えに入れていない。」
ところで、このことは彼が自分から言ったのではなくて、その年の大祭司であったので、イエスが国民のために死のうとしておられること、
また、ただ国民のためだけでなく、散らされている神の子たちを一つに集めるためにも死のうとしておられることを、預言したのである。
そこで彼らは、その日から、イエスを殺すための計画を立てた。(ヨハネの福音書11:47~11:53)』と書かれています。
まさに、ペテロが言うように、「あなたがたが十字架にかけて殺した」のであって、聖霊様は、ペテロを用いて、彼らに悔い改めを強く迫っているのです。
明日も、同じ箇所から、さらに学んで行きましょう。》