◇◆◇日々のみ言葉
2018年12月27日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き6章4節】
6:4 「そして、私たちは、もっぱら祈りとみ言葉の奉仕に励むことにします。」
◎ショートメッセージ
《エルサレムにおける聖霊のリバイバルは、まだまだ続いていました。そして多くの弟子たちが加えられ続けていたのです。
しかし人数が増えるにつれ、問題も起こって来ました。
その一番の原因は、指導者たちの不足でした。エルサレム教会の中心となっていたのは、紛れもなく十二使徒たちです。
また主イエス様によって選ばれた70人の弟子たち、そして付き従って来た女性たち、また主の兄弟たちも健在でしたが、彼らをすべて足したとしても、大きくなったエルサレム教会の、すべての人々の必要に応えるには、中心となって「食卓」の世話をする人材の必要が急務となっていたのです。
その解決策が、
「そこで、兄弟たち。あなたがたの中から、御霊と知恵とに満ちた、評判の良い人たち七人を選びなさい。私たちはその人たちをこの仕事に当たらせることにします。」、であったわけです。ここから「執事職」が制定されることになります。
「そして、私たちは、もっぱら祈りとみ言葉の奉仕に励むことにします。」
そして、この言葉から「牧師職」が発端することになって行くのです。
確かに、主イエス様が十字架にかかられるまで、三年半にもおよぶ公生涯において、主と行動を共にし、また主の復活の証人であり、そしてオリーブ山における主の昇天の目撃者である十一使徒とマッテヤにおいては、この言葉が有効かつ最善であることはもちろんのことです。
しかしだからと言って、今現在の牧師職すべてに当てはまるのではありません。つまり、使徒パウロのように、手に職を持ちながら、伝道する方法もあり得るのです。
そしてそれこそが、主イエス様が言われた「大宣教命令」に従順することになると、私は信じるのです。
「私には天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、私があなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。私は、世の終わりまで、いつも、あなたがたと共にいます。」
今現在は、ノンクリスチャンの方々は、誰かに連れられてこなければ、なかなか教会にはやって来ません。ましてや、教会の敷居が高く、一人で特別伝道集会などには、よほど勇気と意思の強い人でなければ、教会のドアを開けることは難しいのです。
なぜなら私がそうでしたから。
教会で待っていたとしても、未信者の方が一人でやって来ることは、滅多にないことなのです。それ故、こちらの方から、未信者の方々の中に入って行く必要があるのです。
働きながら、その職場において、世の光として地の塩として、主の香りを放つことが出来たのなら。
私たちは、主の臨在を、聖霊様の臨在を運ぶ者なのです。
やがて、十二使徒たちは、エルサレム教会を主の弟ヤコブに一任し、世界各国に遣わされて行きます。》