◇◆◇日々のみ言葉
2018年12月26日(水)
◎聖書箇所【使徒の働き6章2節~4節】
6:2そこで、十二使徒は弟子たち全員を呼び集めてこう言った。「私たちが神の言葉をあと回しにして、食卓のことに仕えるのはよくありません。
6:3 そこで、兄弟たち。あなたがたの中から、御霊と知恵とに満ちた、評判の良い人たち七人を選びなさい。私たちはその人たちをこの仕事に当たらせることにします。
6:4 そして、私たちは、もっぱら祈りとみ言葉の奉仕に励むことにします。」
◎ショートメッセージ
《今日から、また「使徒の働き」第6章に戻ります。同じ箇所からとなりますが、今日は使徒たちが、聖霊様と共に導き出された「解決策」の内容について考えて見ましょう。
「そこで、兄弟たち。」
使徒たちは、他の弟子たちに対して「兄弟たち」と呼んでいます。肉の兄弟ではなく、主にある兄弟と言うことです。
それは、主イエス様がこのように教えられたからです。
『イエスがまだ群衆に話しておられるときに、イエスの母と兄弟たちが、イエスに何か話そうとして、外に立っていた。すると、だれかが言った。
「ご覧なさい。あなたのおかあさんと兄弟たちが、あなたに話そうとして外に立っています。」
しかし、イエスはそう言っている人に答えて言われた。
「私の母とは誰ですか。また、私の兄弟たちとは誰ですか。」
それから、イエスは手を弟子たちのほうに差し伸べて言われた。
「見なさい。私の母、私の兄弟たちです。天におられる私の父のみ心を行なう者は誰でも、私の兄弟、姉妹、また母なのです。」(マタイの福音書12:46~12:50)』と。
「あなたがたの中から、御霊と知恵とに満ちた、評判の良い人たち七人を選びなさい。私たちはその人たちをこの仕事に当たらせることにします。」
まず「あなたがたの中から」とは、弟子であって外部の者ではないことを意味します。
「御霊に満ちた」とは、いつも聖霊と共に歩んでいる人であり、また祈りの人であることです。
次に「知恵に満ちた」とは、人々を公平に扱える知恵を持っていることです。ソロモンは、そのような知恵を求めたのです。
そして最後に「評判の良い人」であると言うことです。これは弟子たちの中においてだけでなく、一般の人すべての人にも評判の良いと言うことです。
あえて例をあげるなら、パウロの師であるラバン・ガマリエルと言った所でしょうか。
パウロを通して、この師が救われていたのならと、私は考えてしまいます。残念ながら、聖書は沈黙していますが、もしかしたら、天においてお会いするかも知れませんね。
そしてそのような素晴らしい人物を「七人」選びなさい、と言うことです。これこそが「執事職」の発端です。
そして神様の素晴らしい摂理によって、その七人の中に、最初の殉教者になるステパノが選ばれたのです。》