◇◆◇日々のみ言葉
2019年5月21日(火)
◎聖書箇所【使徒の働き11章4節~17節】
11:4 そこでペテロは口を開いて、事の次第を順序正しく説明して言った。
11:5「私がヨッパの町で祈っていると、うっとりと夢ごこちになり、幻を見ました。四隅をつり下げられた大きな敷布のような入れ物が天から降りて来て、私のところに届いたのです。
11:6 その中をよく見ると、地の四つ足の獣、野獣、はうもの、空の鳥などが見えました。
11:7 そして、『ペテロ。さあ、ほふって食べなさい。』と言う声を聞きました。
11:8 しかし私は、『主よ。それはできません。私はまだ一度も、きよくない物や汚れた物を食べたことがありません。』と言いました。
11:9 すると、もう一度天から声がして、『神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない。』というお答えがありました。
11:10 こんなことが三回あって後、全部の物がまた天へ引き上げられました。
11:11 すると、どうでしょう。ちょうどそのとき、カイザリヤから私のところへ遣わされた三人の人が、私たちのいた家の前に来ていました。
11:12 そして御霊は私に、ためらわずにその人たちと一緒に行くように、と言われました。そこで、この六人の兄弟たちも私に同行して、私たちはその人の家にはいって行きました。
11:13 その人が私たちに告げたところによると、彼は御使いを見ましたが、御使いは彼の家の中に立って、『ヨッパに使いをやって、ペテロと呼ばれるシモンを招きなさい。
11:14 その人があなたとあなたの家にいるすべての人を救う言葉を話してくれます。』と言ったというのです。
11:15 そこで私が話し始めていると、聖霊が、あの最初のとき私たちにお下りになったと同じように、彼らの上にもお下りになったのです。
11:16 私はそのとき、主が、『ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは、聖霊によってバプテスマを授けられる。』と言われたみ言葉を思い起こしました。
11:17 こういうわけですから、私たちが主イエス・キリストを信じたとき、神が私たちに下さったのと同じ賜物を、彼らにもお授けになったのなら、どうして私などが神のなさることを妨げることができましょう。」
◎ショートメッセージ
《引き続き同じ箇所からです。
今日は、10章に書かれた内容と、異なっている箇所に注目して行きたいと思います。
シモン・ペテロの言葉を、ルカはほぼ正確に書き記していますが、もちろん彼自身は、その場に同席していたのではありません。実際問題としてルカとシモン・ペテロは面識があったかどうかは分からないことです。
ただ最後にパウロがエルサレムに上った時に、ルカはパウロと同行していました。その時、ルカとペテロが顔を合わせた可能性はあります。その後パウロの裁判に同席し、パウロがカイザルに上訴した為、ローマへの舟の旅を共にするのです。
さて、コルネリオに現われた御使いは、次のように言ったことをペテロは証しています。
『ヨッパに使いをやって、ペテロと呼ばれるシモンを招きなさい。その人があなたとあなたの家にいるすべての人を救う言葉を話してくれます。』
この言葉は、使徒の働き10章には書かれていません。
御使いは、
「あなたの祈りと施しは神の前に立ち上って、覚えられています。さあ今、ヨッパに人をやって、シモンとう人を招きなさい。彼の名はペテロとも呼ばれています。この人は皮なめしのシモンという人の家に泊まっていますが、その家は海べにあります。」と言ったのです。
「その人があなたとあなたの家にいるすべての人を救う言葉を話してくれます。」
今日はこの言葉に注目したいと思います。
本当ならば、御使いが直接、主イエス・キリストの救いについてコルネリオに話したほうが、てっ取り早いと思うのですが、神様は、あえてペテロを用いられ、彼の口からその言葉を語らせるのです。
このように、神様は人を用いられるのです。あなたも、そして私も、用いられています。》