◇◆◇日々のみ言葉
2019年5月22日(水)
◎聖書箇所【使徒の働き11章4節~17節】
11:4 そこでペテロは口を開いて、事の次第を順序正しく説明して言った。
11:5「私がヨッパの町で祈っていると、うっとりと夢ごこちになり、幻を見ました。四隅をつり下げられた大きな敷布のような入れ物が天から降りて来て、私のところに届いたのです。
11:6 その中をよく見ると、地の四つ足の獣、野獣、はうもの、空の鳥などが見えました。
11:7 そして、『ペテロ。さあ、ほふって食べなさい。』と言う声を聞きました。
11:8 しかし私は、『主よ。それはできません。私はまだ一度も、きよくない物や汚れた物を食べたことがありません。』と言いました。
11:9 すると、もう一度天から声がして、『神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない。』というお答えがありました。
11:10 こんなことが三回あって後、全部の物がまた天へ引き上げられました。
11:11 すると、どうでしょう。ちょうどそのとき、カイザリヤから私のところへ遣わされた三人の人が、私たちのいた家の前に来ていました。
11:12 そして御霊は私に、ためらわずにその人たちと一緒に行くように、と言われました。そこで、この六人の兄弟たちも私に同行して、私たちはその人の家にはいって行きました。
11:13 その人が私たちに告げたところによると、彼は御使いを見ましたが、御使いは彼の家の中に立って、『ヨッパに使いをやって、ペテロと呼ばれるシモンを招きなさい。
11:14 その人があなたとあなたの家にいるすべての人を救う言葉を話してくれます。』と言ったというのです。
11:15 そこで私が話し始めていると、聖霊が、あの最初のとき私たちにお下りになったと同じように、彼らの上にもお下りになったのです。
11:16 私はそのとき、主が、『ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは、聖霊によってバプテスマを授けられる。』と言われたみ言葉を思い起こしました。
11:17 こういうわけですから、私たちが主イエス・キリストを信じたとき、神が私たちに下さったのと同じ賜物を、彼らにもお授けになったのなら、どうして私などが神のなさることを妨げることができましょう。」
◎ショートメッセージ
《引き続き同じ箇所からです。明日は先に行きましょう。
今日は、シモン・ペテロの証しの中の次の言葉を、考えて見たいと思います。
「私はそのとき、主が、『ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは、聖霊によってバプテスマを授けられる。』と言われたみ言葉を思い起こしました。」
この言葉は、主イエス様がオリーブ山において昇天される直前、しかも弟子たちと共に食事をしている時に言われたことです。
『彼らと一緒にいるとき、イエスは彼らにこう命じられた。
「エルサレムを離れないで、私から聞いた父の約束を待ちなさい。ヨハネは水でバプテスマを授けたが、もう間もなく、あなたがたは聖霊のバプテスマを受けるからです。」(使徒の働き1:4~1:5)』
またこのようにも言われました。
『「聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、私の証人となります。」(使徒の働き1:8抜粋)』
つまりペテロは、コルネリオの家族が受けたものこそ『聖霊のバプテスマ』であると確信して話しているのです。
今も、『聖霊のバプテスマ』は存在します。なぜなら聖書は、明確に約束しているからです。
私の師である尾山令仁先生は、主イエス様の御名による水のバプテスマを授かった時に、同時に『聖霊のバプテスマ』を受けると言う教理を信じていたのですが、何と後に『聖霊のバプテスマ』を授かったのです。
よって今では、二段階あることを明言しています。
つまり、主イエス様を信じ口で告白した時に、その人の霊は生まれ変わり、聖霊様が内住されますが、それイコール『聖霊のバプテスマ』ではないのです。
ただしコルネリオの家族のように、同時に授かるケースもあり得るのです。》