◇◆◇日々のみ言葉
2019年5月23日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き11章18節】
11:18 人々はこれを聞いて沈黙し、「それでは、神は、いのちに至る悔い改めを異邦人にもお与えになったのだ。」と言って、神をほめたたえた。
◎ショートメッセージ
《さて、エルサレムに残っていた他の使徒たちや主の兄弟ヤコブは、カイザリヤにおいて、異邦人であるローマ市民たちも、主イエス様のみ言葉を受け入れた、という信じがたい事実を伝え聞いたのです。おそらくシモン・ペテロが一報を入れたのでしょう。
やがてカイザリヤからペテロが、ヨッパの兄弟たち六人を連れてエルサレムに戻って来た時に、エルサレムに残っていた使徒たち、兄弟たちはペテロを非難しました。
「あなたは割礼のない人々のところに行って、彼らと一緒に食事をした。」
すると聖霊に満たされていたペテロは、ことの成り行きを詳細にわたって話し始めたのです。
「そこで私が話し始めていると、聖霊が、あの最初の時、私たちにお下りになったと同じように、彼らの上にもお下りになったのです。
私はそのとき、主が、『ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは、聖霊によってバプテスマを授けられる。』と言われたみ言葉を思い起こしました。
こういうわけですから、私たちが主イエス・キリストを信じたとき、神が私たちに下さったのと同じ賜物を、彼らにもお授けになったのなら、どうして私などが神のなさることを妨げることができましょう。」
ペテロは、「あの最初の時」と言い、使徒たちに「ペンテコステの日」に起こった出来事を思い起こさせています。
そして次に、主イエス様が、使徒たちと食事をした時(この時にはまだマッテヤは選ばれておらず十一使徒)に、彼らに語ったみ言葉を思い起こさせたのです。
『ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは、聖霊によってバプテスマを授けられる。』
最後に、「私たちが主イエス・キリストを信じた時」とは、具体的には使徒の一人一人が主イエス様にお会いした時のことであり、また使徒全体に至っては、ピリポ・カイザリヤにおいて、シモン・ペテロが、父なる神様によって、「キリスト告白」に導かれた時を指し示します。
「あなたは生ける神の御子キリストです。」
そして「神が私たちに下さったのと同じ賜物」とは、「罪の赦し」と「永遠のいのち」を指し示すのです。
それだからこそ、今までいきり立っていた他の使徒たち、主の兄弟ヤコブ、エルサレムの信徒たちは、沈黙せざるを得なかったのです。
私はそのとき、そこにいた人々は聖霊に満たされたと信じます。
それゆえ彼らは、
「それでは、神は、いのちに至る悔い改めを異邦人にもお与えになったのだ。」と納得し、主イエス様を心からほめたたえたと言うわけなのです。ハレルヤ!》