◇◆◇日々のみ言葉
2020年1月4日(土)
◎聖書箇所【使徒の働き19章21節~22節】
19:21 これらのことが一段落すると、パウロは御霊の示しにより、マケドニヤとアカヤを通ったあとでエルサレムに行くことにした。そして、「私はそこに行ってから、ローマも見なければならない。」と言った。
19:22 そこで、自分に仕えている者の中からテモテとエラストのふたりをマケドニヤに送り出したが、パウロ自身は、なおしばらくアジヤにとどまっていた。
◎ショートメッセージ
《明日は2020年最初の礼拝の日となります。
教会の礼拝メッセージは、2020年標題聖句からとなります。1月1日・2日・3日において、日々のみ言葉から学んで来ましたが、さらに詳しく、そして具体的に学んで行きたいと思います。
さて、今日から「使徒の働き」に戻ります。
使徒パウロは、第三回伝道旅行において、一番の目的地であったエペソにやって来ました。そしてその地において、約三年半年の間じっくりと腰を据えて伝道にあたりました。
その一番の支えは、やはりアクラとプリスキラ夫婦であったのです。彼らはコリントに「天幕作り」の店を持っていましたが、ここエペソの地においても「天幕作り」の支店を設け、同僚者であるパウロと共に、仕事をしながら、主の御名の働きを前進させていたのです。
おもにパウロは、朝早くから午前11時まで、「天幕作り」の仕事をし、そして午前11時から午後4時の間、ツラノの講堂を借りて、そこで主イエスの教えを広めたのです。
そして、三年が過ぎようとしていた頃に、ユダヤの祭司長スケワの七人の息子であった「魔よけ祈祷師」の事件が起こったのです。
そのことによって、パウロの伝えている主イエス様こそが、真の神様であることを、エペソ中のギリシャ人やユダヤ人たちが知ったのです。主の御名は、主のみ言葉は、益々力を帯びて広まって行きました。
「これらのことが一段落すると」は、このことを指しています。そしてその時、「御霊」すなわち聖霊がパウロに新たな使命を授けたのです。
アカヤとは、コリント教会のことを指します。そしてマケドニヤとは、テサロニケ教会を指すのです。もちろんその行程の間に、パウロを通して建設された、数々の教会も通って行くことになります。
当時のコリント教会に、そしてテサロニケ教会にも大きな問題が起こっていたのです。それだからこそ、二通のコリント人への手紙と、二通のテサロニケ人への手紙が存在するのです。明日も同じ箇所からとなります。》