• 日々のみ言葉 2020年7月7日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年7月7日(火)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書1章12節~17節】
    1:12 バビロン移住の後、エコニヤにサラテルが生まれ、サラテルにゾロバベルが生まれ、
    1:13 ゾロバベルにアビウデが生まれ、アビウデにエリヤキムが生まれ、エリヤキムにアゾルが生まれ、
    1:14 アゾルにサドクが生まれ、サドクにアキムが生まれ、アキムにエリウデが生まれ、
    1:15 エリウデにエレアザルが生まれ、エレアザルにマタンが生まれ、マタンにヤコブが生まれ、
    1:16 ヤコブにマリヤの夫ヨセフが生まれた。キリストと呼ばれるイエスはこのマリヤからお生まれになった。
    1:17 それで、アブラハムからダビデまでの代が全部で十四代、ダビデからバビロン移住までが十四代、バビロン移住からキリストまでが十四代になる。

    ◎ショートメッセージ
    《現代訳を見ますと、
    『1:12 バビロンへ連行された後、エコニヤの子はサラテル、サラテルの子はゾロバベル、
    1:13ゾロバベルの子はアビウデ、アビウデの子はエリヤキム、エリヤキムの子はアゾル、
    1:14 アゾルの子はサドク、サドクの子はアキム、アキムの子はエリウデ、
    1:15 エリウデの子はエレアザル、エレアザルの子はマタン、マタンの子はヤコブ、
    1:16ヤコブの子はマリヤの夫ヨセフであった。救い主イエス・キリストは、このマリヤからお生まれになったのである。
    1:17それで、アブラハムからダビデ王までが約十四代、ダビデ王からバビロンへ連行される時までが約十四代、バビロンへ連行されてからキリストまでが約十四代ということになる。』となっています。

     新改訳聖書と現代訳聖書の大きな違いは、17節にあります。それは十四代の前に「約」がつけられていることです。実は、実際には十四代ではなく、省略されているからです。マタイは、完全数である「7」の倍数の「14」にあえて統一しているのです。

     また16節に「ヤコブの子はマリヤの夫ヨセフであった。キリストと呼ばれるイエスはこのマリヤからお生まれになった。」と書かれていますが、確かにマリヤの夫ヨセフは、ダビデの息子ソロモンの血筋ですが、主イエスとは血が繋がってはいないのです。
     しかし、それでは、イザヤ書の預言に反することになるわけです。なぜなら「メシヤ」は「エッサイの根」なのですから。「エッサイ」とは、ダビデの父にあたります。メシヤは、実際にダビデの血を受け継いでいなければならないからです。
     主の母マリヤの父は、「エリ」であることが、ルカによって分かります。

    『イエスは、働きを始められたとき、およそ三十歳で、ヨセフの子と考えられていた。ヨセフはエリの子で、さかのぼると、マタテ、レビ、メルキ、ヤンナイ、ヨセフ、マタティア、アモス、ナホム、エスリ、ナガイ、マハテ、マタティア、シメイ、ヨセク、ヨダ、ヨハナン、レサ、ゼルバベル、シェアルティエル、ネリ、メルキ、アディ、コサム、エルマダム、エル、ヨシュア、エリエゼル、ヨリム、マタテ、レビ、シメオン、ユダ、ヨセフ、ヨナム、エルヤキム、メレア、メンナ、マタタ、ナタン、ダビデ、エッサイ、(ルカの福音書3:23~3:32抜粋)』
     ここで、あえてルカは「ヨセフはエリの子」と書き記していますが、正確にはマリヤです。マリヤの系図は、ウリヤの妻バテ・シェバがダビデに生んだ三番目の男子ナタンにつながるのです。》

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