◇◆◇日々のみ言葉
2020年7月6日(月)
◎聖書箇所【マタイの福音書1章7節~11節】
1:7 ソロモンにレハベアムが生まれ、レハベアムにアビヤが生まれ、アビヤにアサが生まれ、
1:8 アサにヨサパテが生まれ、ヨサパテにヨラムが生まれ、ヨラムにウジヤが生まれ、
1:9 ウジヤにヨタムが生まれ、ヨタムにアハズが生まれ、アハズにヒゼキヤが生まれ、
1:10 ヒゼキヤにマナセが生まれ、マナセにアモンが生まれ、アモンにヨシヤが生まれ、
1:11 ヨシヤに、バビロン移住の頃、エコニヤとその兄弟たちが生まれた。
◎ショートメッセージ
《現代訳を見ますと、
『1:7ソロモンの子はレハベアム、レハベアムの子はアビヤ、アビヤの子はアサ、
1:8 アサの子はヨサパテ、ヨサパテの子はヨラム、ヨラムの子はウジヤ、
1:9 ウジヤの子はヨタム、ヨタムの子はアハズ、アハズの子はヒゼキヤ、
1:10 ヒゼキヤの子はマナセ、マナセの子はアモン、アモンの子はヨシヤ、
1:11ヨシヤの子は、バビロンへ連行された頃、生まれたエコニヤとその兄弟たちであった。』となっています。
日々のみ言葉における聖書は、まだ新改訳第二版を使用していますが、現代訳聖書と名前が一致していることに気がついた方もいるかと思われますが、あえて尾山令仁師は、そのようにしたのです。
しかし、新改訳2017年版では、その固有名詞にまで変更が行なわれています。今日と同じ箇所を見ますと、
『1:7 ソロモンがレハブアムを生み、レハブアムがアビヤを生み、アビヤがアサを生み、
1:8アサがヨシャファテを生み、ヨシャファテがヨラムを生み、ヨラムがウジヤを生み、
1:9 ウジヤがヨタムを生み、ヨタムがアハズを生み、アハズがヒゼキヤを生み、
1:10 ヒゼキヤがマナセを生み、マナセがアモンを生み、アモンがヨシヤを生み、
1:11 バビロン捕囚の頃、ヨシヤがエコンヤとその兄弟たちを生んだ。』となっています。
お分かりになりますか。
「レハベアム」が「レハブアム」に、「ヨサパテ」が「ヨシャファテ」に、そして「エコニヤ」が「エコンヤ」になっているのです。これは非常に大きなミスです。
何十年も新改訳旧版で親しんで来た者に取っては、訳だけでなく固有名詞まで変更されてしまいますと、混乱が生じかねないのです。
また、新改訳の「注解・索引・チェーン式引照付き」聖書は、第二版・第三版まで出版されましたが、2017年版は、すでに3年が過ぎているのにもかかわらず、未だ出版されておりません。
尾山令仁師は、新改訳聖書に対し、旧約と新約において、明らかに同じ地名と同定できる地名は、統一してほしいと要望していますが、2017年版でもそれはなされなかったと言われています。原語・原文に忠実な姿勢は良いのですが、混乱を招いていることも事実なのです。
新改訳第二版・第三版で親しく慣れしんだ固有名詞は、同じにしてほしかったと思っているのは、果たして私一人だけでしょうか。》