• 日々のみ言葉 2020年9月7日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年9月7日(月)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書5章16節】
    5:16「このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行ないを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。」

    ◎ショートメッセージ
    《山上の垂訓において、主イエスは、やがて使徒として任命することになる弟子たちを御側に呼び寄せました。
     そして、まず始めに、「8つの幸い」についての教えをされました。その次には、「地の塩」の教えをされ、そして「世界の光」であることを教えられたのです。

    「あなたがたは、世界の光です。山の上にある町は隠れる事ができません。また、あかりをつけて、それを枡の下に置く者はありません。燭台の上に置きます。そうすれば、家にいる人々全部を照らします。」

     私たちと言う「あかり」を燭台の上に置かれるのは、主イエスご自身なのです。よって、私たちは、そこにいるだけで、その場所に存在しているだけで、すでに「世界の光」となっています。
     もちろん私たちは、自分の力で輝けるはずもありません。私たちの内におられる、聖霊が私たちを媒体として輝いて下さるのです。

     皆さんは、ランタンを知っておられますか。ホヤにガスの火が灯されることによって、明るい光が放たれます。聖霊はガスの火の役割を果たし、私たちはホヤとなるのです。

     さて、主イエスは続けて言われます。それが今日のみ言葉です。
    「このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行ないを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。」

     この短い言葉の中に大きな真理とまた命令が隠されています。それは、人々の前で輝かさなければならないと言う事であり、その為には、閉じこもったり、はたまた隠れたりするのではなく、人々のいる所に出て行かなければならないと言うことです。

     修道院においては、信仰を守ることが出来、またこの世に煩わされることもなく、質素で恵まれた信仰生活を、確かに送ることが出来るかも知れません。しかし、一つの光が、たくさん集まっていたとしても、実際に暗闇の中を歩んでいるこの世の人々の目には届かないのです。修道院の多くは高い壁で囲まれているからです。

     そして主はさらに、「人々があなたがたの良い行ないを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい」と命じています。「良い行ない」とは何でしょうか。

     使徒パウロはこう言っています。
    『私たちは神の作品であって、良い行ないをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。神は、私たちが良い行ないに歩むように、その良い行ないをもあらかじめ備えて下さったのです。(エペソ人への手紙2:10)』と。

     何が良い行ないに当たるのかは、私たちには分かりません。なぜなら善意でしたことが、悪意と捉えられることもあるからです。
     しかし、主は全てをご存じです。聖霊が教えて下さることに従い、行なえば、それが良い行ないとなって行くと、私は信じます。》

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