◇◆◇日々のみ言葉
2020年11月11日(水)
◎聖書箇所【マタイの福音書7章6節】
7:6「聖なるものを犬に与えてはいけません。また豚の前に、真珠を投げてはなりません。それを足で踏みにじり、向き直ってあなたがたを引き裂くでしょうから。」
◎ショートメッセージ
《現代訳は、
「神様の御前に聖められたものは、たといそれがどのようなものであれ、天のお父様に故意に背を向けている者たちに与えてはなりません。彼らには、その価値がさっぱり分からないからです」となっています。
昨日は、当時のユダヤ社会における文化と風習から「犬」と「豚」について考えて見ましたが、今日はさらにもっと具体的に考えて見ることにしましょう。
始めに「聖なるもの」とは何でしょうか。
現代訳では、「神様の御前に聖められたもの」となっており、また「たといそれがどのようなものであれ」ともなっています。
つまり、新改訳では、一つのものを指していることになりますが、現代訳では、もっと範囲を広げていることになります。
一番可能性が高いものは、「福音」です。あるいは「主イエスの言葉」とも言えるかも知れません。
そして、さらに範囲を広げるならば、本としての聖書、あるいはキリスト教出版社が出している書籍、クリスマス・カードやクリスマス・プレゼントなどを指すとも言えるでしょう。
次に「犬」です。
当時のユダヤ社会においては「異邦人」を指しましたが、別な意味をも含んでいると思われます。なぜならパウロはこう勧めているからです。
『どうか犬に気をつけて下さい。悪い働き人に気をつけて下さい。肉体だけの割礼の者に気をつけて下さい。(ピリピ人への手紙3:2)』と。
つまり、「偽兄弟」のことです。
次に「豚」です。
現代訳の解釈、「天のお父様に故意に背を向けている者たち」が当てはまると思われます。つまり偶像礼拝者です。神道や仏教等の様々な宗教に、直接携わる者たちのことです。
もちろん、彼らの為にも主イエス様は十字架にかかられたのです。しかし、真の神様である主イエス・キリストのことを耳にしながらも、彼らは、彼らの神である悪魔を礼拝し、仕えているのです。
私たちは、人を見極めなければなりません。そしてそれはさばくことではありません。さばきは、主イエス様に委ねることは当然ですが、御霊の知恵を用いて、人を判断しなければならないのです。
なぜなら、この世には、「犬」や「豚」のような悪い人たちが存在していることも、確かな事実だからです。》