◇◆◇日々のみ言葉
2021年2月9日(火)
◎聖書箇所【マタイの福音書9章35節~38節】
9:35 それから、イエスは、すべての町や村を巡って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、あらゆる病気、あらゆるわずらいを直された。
9:36 また、群衆を見て、羊飼いのない羊のように弱り果てて倒れている彼らをかわいそうに思われた。
9:37 そのとき、弟子たちに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。
9:38 だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送って下さるように祈りなさい。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。
主イエスは、三度ガリラヤを巡回して伝道されました。
一回目は、
『イエスはガリラヤ全土を巡って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、民の中のあらゆる病気、あらゆるわずらいを直された。
イエスのうわさはシリヤ全体に広まった。それで、人々は、さまざまの病気と痛みに苦しむ病人、悪霊につかれた人、てんかん持ちや、中風の者などをみな、みもとに連れて来た。イエスは彼らをお直しになった。
こうしてガリラヤ、デカポリス、エルサレム、ユダヤおよびヨルダンの向こう岸から大勢の群衆がイエスにつき従った。(マタイの福音書4:23~4:25)』に書かれています。
二回目は、
『その後、イエスは、神の国を説き、その福音を宣べ伝えながら、町や村を次から次に旅をしておられた。十二弟子もお供をした。
また、悪霊や病気を直していただいた女たち、すなわち、七つの悪霊を追い出していただいたマグダラの女と呼ばれるマリヤ、ヘロデの執事クーザの妻ヨハンナ、スザンナ、そのほか自分の財産をもって彼らに仕えている大ぜいの女たちも一緒であった。
さて、大勢の人の群れが集まり、また方々の町からも人々がみもとにやって来たので、イエスはたとえを用いて話された。(ルカの福音書8:1~8:4)』に書かれています。
そして三回目が、マタイの福音書のこの記事にあたります。
この三回における「ガリラヤ伝道」においては、おもに主イエスだけがミニストリーをされました。おそらく弟子たちは、人々を誘導する奉仕に携わっていたかと思われます。
主イエスは、群衆を見て、羊飼いのない羊のように弱り果てて倒れている彼らをかわいそうに思われた、とマタイは証しています。
実際には、まだ主イエスは十字架にかかられてはいません。よって群衆、あるいは人々は、「羊飼い」のいない羊であるわけです。そして弟子たちに言われます。
「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送って下さるように祈りなさい。」
この言葉を受けて、弟子たちは祈ったと思われます。祈りの結果、十二使徒の任命が行なわれます。そして二人ずつ六チームとして、遣わされて行くことになるのです。
また、主イエスのこの言葉は、現在の私たちにも当てはまります。それゆえ、私たちクリスチャンは、「働き手を送って下さるよう」に、収穫の主イエスに祈らなければならないのです。》