◇◆◇日々のみ言葉
2021年2月8日(月)
◎聖書箇所【マタイの福音書9章35節~38節】
9:35 それから、イエスは、すべての町や村を巡って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、あらゆる病気、あらゆるわずらいを直された。
9:36 また、群衆を見て、羊飼いのない羊のように弱り果てて倒れている彼らをかわいそうに思われた。
9:37 そのとき、弟子たちに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。
9:38 だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送って下さるように祈りなさい。」
◎ショートメッセージ
《ここから、主イエスと弟子たちは、カペナウムのシモン・ペテロの家を拠点として、ユダヤの町々や村々を巡ることになります。しかもユダヤ人の会堂で教えられるのです。この頃から、主イエスの評判は益々広まって行くことになります。
御国の福音、すなわち「良き知らせ」を伝えられ、しかもそのしるしとして、いやしの奇跡を行なわれたのです。主イエスは、あらゆる病気、あらゆるわずらいを直されました。
「あらゆる病気」とは、文字通りに「あらゆる病気」です。もしこのみ言葉が真実であるならば、主イエスは、「新型コロナ・ウィルス感染症」さえも癒して下さることになります。救い主は癒し主でもあるのです。
次に「あらゆるわずらい」とは、中風等、すなわち体や手や足のしびれや不具合を指し、目の見えないこと、耳の聞こえないこと、話せないこと、手足の萎えなど、そのすべてを指しています。これこそ、他人にでも明らかに分かりうる奇跡でありしるしです。
そして、これはあくまでも私個人の推測ですが、マタイは、たった一節に、
『それから、イエスは、すべての町や村を巡って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、あらゆる病気、あらゆるわずらいを直された。(マタイの福音書9:35)』と、まとめて書き記していますが、この期間は決して短くはなく、かなりの月数と日数が費やされているのではないでしょうか。
そしてこの期間において、残りの十二使徒になる弟子たちが加えられたと思われます。カペナウムのシモン・ペテロの家に留まられた時は、取税人レビとその弟アルパヨの子ヤコブが新たに加えられ、使徒になるべき弟子は八人になりました。
そして、この期間に他の弟子たちも加えられ、その中に、使徒として選ばれるトマス、タダイ、熱心党員シモンとイスカリオテのユダが含まれていたことは間違いありません。
なぜなら、次の10章では、十二使徒の任命が描かれているからです。明日も同じ箇所からです。》