• 日々のみ言葉 2021年2月10日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年2月10日(水)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書10章1節~4節】
    10:1 イエスは十二弟子を呼び寄せて、汚れた霊どもを制する権威をお授けになった。霊どもを追い出し、あらゆる病気、あらゆるわずらいを直すためであった。
    10:2 さて、十二使徒の名は次のとおりである。まず、ペテロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレ、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ、
    10:3 ピリポとバルトロマイ、トマスと取税人マタイ、アルパヨの子ヤコブとタダイ、
    10:4 熱心党員シモンとイエスを裏切ったイスカリオテ・ユダである。

    ◎ショートメッセージ
    《今日から、マタイの福音書の学びも、第10章に入って行きます。

     主イエスは、弟子たちに言われました。
    『「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送って下さるように祈りなさい。」(マタイの福音書9:37~ 9:38抜粋)』と。

     よくここからメッセージがなされる場合には、「働き手」すなわち、伝道師や牧師を指すフルタイムの献身者を募ることが多いように感じられます。もちろんその意味も含んでいることは間違い夫ないことです。
     しかし伝道は、決して伝道師や宣教師、そして牧師だけの働きではありません。伝道と宣教は、おもに信徒が行なうべきものであるのです。
     この時にも、もはや主イエスお一人の働きでは、人々のニーズに応えることは、物理的に不可能でした。
     主イエスは、まことの創造主なる神様でしたが同時にまことの人でもあったわけです。よって、神様としての力を、ほとんど制限されていたのです。

     弟子たちは祈りました。そして主イエスは、十二使徒を任命します。マタイは十二使徒任命の記事をあえて省略しています。

     ルカは「第二回目のガリラヤ伝道」の時には、すでに十二使徒が任命されていたと思われる記事を記載しています。
    『その後、イエスは、神の国を説き、その福音を宣べ伝えながら、町や村を次から次に旅をしておられた。十二弟子もお供をした。(ルカの福音書8:1)』と書かれています。

     また、マルコの福音書の並行記事では、任命の場面が描かれています。
    『さて、イエスは山に登り、ご自身のお望みになる者たちを呼び寄せられたので、彼らはみもとに来た。そこでイエスは十二弟子を任命された。それは、彼らを身近に置き、また彼らを遣わして福音を宣べさせ、悪霊を追い出す権威を持たせる為であった。
     こうして、イエスは十二弟子を任命された。そして、シモンにはペテロという名をつけ、ゼベダイの子ヤコブとヤコブの兄弟ヨハネ、このふたりにはボアネルゲ、すなわち、雷の子という名をつけられた。
     次に、アンデレ、ピリポ、バルトロマイ、マタイ、トマス、アルパヨの子ヤコブ、タダイ、熱心党員シモン、イスカリオテ・ユダ。このユダが、イエスを裏切ったのである。(マルコの福音書3:13~3:19)』

     ここに書かれた「山」こそが、主イエスが復活された後、指定された場所になります。主イエスは、ここで十一使徒を再任命されます。》

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