◇◆◇日々のみ言葉
2021年4月5日(月)
◎聖書箇所【ルカの福音書24章13節~27節】
24:13 ちょうどこの日、ふたりの弟子が、エルサレムから十一キロメートル余り離れたエマオという村に行く途中であった。
24:14 そして、ふたりでこのいっさいの出来事について話し合っていた。
24:15 話し合ったり、論じ合ったりしているうちに、イエスご自身が近づいて、彼らと共に道を歩いておられた。
24:16 しかしふたりの目はさえぎられていて、イエスだとはわからなかった。
24:17 イエスは彼らに言われた。「歩きながらふたりで話し合っているその話は、何のことですか。」すると、ふたりは暗い顔つきになって、立ち止まった。
24:18 クレオパというほうが答えて言った。「エルサレムにいながら、近頃そこで起こった事を、あなただけが知らなかったのですか。」
24:19 イエスが、「どんな事ですか。」と聞かれると、ふたりは答えた。「ナザレ人イエスのことです。この方は、神とすべての民の前で、行ないにも言葉にも力のある預言者でした。
24:20 それなのに、私たちの祭司長や指導者たちは、この方を引き渡して、死刑に定め、十字架につけたのです。
24:21 しかし私たちは、この方こそイスラエルを贖って下さるはずだ、と望みをかけていました。事実、そればかりでなく、その事があってから三日目になりますが、
24:22 また仲間の女たちが私たちを驚かせました。その女たちは朝早く墓に行ってみましたが、
24:23 イエスのからだが見当たらないので、戻って来ました。そして御使いたちの幻を見たが、御使いたちがイエスは生きておられると告げた、と言うのです。
24:24 それで、仲間の何人かが墓に行ってみたのですが、はたして女たちの言ったとおりで、イエスさまは見当たらなかった、というのです。」
24:25 するとイエスは言われた。「ああ、愚かな人たち。預言者たちの言ったすべてを信じない、心の鈍い人たち。
24:26 キリストは、必ず、そのような苦しみを受けて、それから、彼の栄光にはいるはずではなかったのですか。」
24:27 それから、イエスは、モーセおよびすべての預言者から始めて、聖書全体の中で、ご自分について書いてある事がらを彼らに説き明かされた。
◎ショートメッセージ
《週の初めの日、すなわち日曜日、主イエスがよみがえられた日の午後の出来事です。エルサレムから二人の弟子が、エマオにある自分の家に戻ろうとした時でした。この二人は、クロパと彼の妻マリアであったと伝えられています。
特にクロパの妻マリアは、ヨハネによれば、イエスの母マリアとマグダラのマリア、そしてイエスの母の妹であるサロメと共に、十字架の側についていた事が書き記されています。しかし、彼女は復活された主ご自身には、この時までまだ会っていないことがわかります。
二人が話しながら帰路に着いていますと、そこに復活された主イエス様が側に近づいて来られました。この時、二人の目は閉ざされており、主とは分からなかったのです。
道々、主イエス様は、二人に聖書のみ言葉から、メシアについて、すなわちご自身について説き明かされたのです。
この事から、聖書のみ言葉は、主ご自身に、すなわち主の御霊でもある聖霊によって説き明かされなけば、理解出来ないことが分かります。
やがて二人の目が開かれて、主イエス様だと知った時の驚きようと言ったら、それはもう想像出来ないほどです。まさに「驚愕」であったに違いありません。この後二人は、大急ぎでエルサレムに引き返すのです。》