• 日々のみ言葉 2021年4月6日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年4月6日(火)

    ◎聖書箇所【ルカの福音書24章28節~40節】
    24:28 彼らは目的の村に近づいたが、イエスはまだ先へ行きそうなご様子であった。
    24:29 それで、彼らが、「一緒にお泊まり下さい。そろそろ夕刻になりますし、日もおおかた傾きましたから。」と言って無理に願ったので、イエスは彼らと一緒に泊まるために中にはいられた。
    24:30 彼らと共に食卓に着かれると、イエスはパンを取って祝福し、裂いて彼らに渡された。
    24:31 それで、彼らの目が開かれ、イエスだとわかった。するとイエスは、彼らには見えなくなった。
    24:32 そこでふたりは話し合った。「道々お話しになっている間も、聖書を説明して下さった間も、私たちの心はうちに燃えていたではないか。」
    24:33 すぐさまふたりは立って、エルサレムに戻ってみると、十一使徒とその仲間が集まって、
    24:34 「ほんとうに主はよみがえって、シモンにお姿を現わされた。」と言っていた。
    24:35 彼らも、道であったいろいろなことや、パンを裂かれたときにイエスだとわかった次第を話した。
    24:36 これらのことを話している間に、イエスご自身が彼らの真中に立たれた。そして彼らに言われた。「あなたがたに平安があるように。」
    24:37 彼らは驚き恐れて、霊を見ているのだと思った。
    24:38 すると、イエスは言われた。「なぜ取り乱しているのですか。どうして心に疑いを起こすのですか。
    24:39 私の手や私の足を見なさい。まさしく私です。私にさわって、よく見なさい。霊ならこんな肉や骨はありません。私は持っています。」
    24:40 イエスはこう言われて、その手と足を彼らにお見せになった。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日の聖書箇所の続きとなります。エルサレムからエマオの家に戻ろうとしていた二人の弟子とは、クロパと彼の妻マリアであったと伝えられています。クロパとはクレオパトロスの略称です。クレオパも同じく略称であって、同一人物を指します。
     この二人は、「週の初めの日」である日曜日の午前中および午後の早い時間まで、エルサレムのヨハネ・マルコの家に留まっていたことは間違いないことだと思われます。
     しかし、シモン・ペテロがよみがえられた主イエスにお会いしたことを知らないことは明白です。なぜなら、エマオの道において、女たちの話は出ますが、ペテロの話は出ないからです。
     そうであるならば、ペテロはヨハネと共に、マグダラのマリアの伝言によって、朝早く、主イエスが葬られた「園の新しい墓」まで行った後、主イエスにお会いし、ゼベダイの家に戻って、すぐには動かず、しばらくしてからヨハネ・マルコの家に向かったとも考えられる事になります。つまりペテロとクレオパ夫妻はすれ違ったと言うことです。

     主イエスが、クレオパ夫妻の前でパンを裂いた時に、二人の目が開かれ、主イエスだとわかったのです。すると主イエスは、その場から見えなくなりました。
     二人はすぐさま、エルサレムに引き返します。エルサレムまで11キロの道程がありますが、この時には二人はロバを用いたとも考えられます。なぜならその日のうちに戻っているからです。徒歩ならば、ゆうに3時間弱はかかります。
     そして、迷うことなく「十一使徒とその仲間が集まっている」場所に辿り着きます。なぜなら、先ほどまで、その場にいたからです。》

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